縮んだセーターは元に戻る? 復活テクに「そんな手が」「試してみる」
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お気に入りのセーターを洗ったら、思いがけず縮んでしまった…そんな経験はありませんか。
「もう元には戻せないかも」と諦める前に、試してほしい方法があります。
本記事では、クリーニング企業であるさくらクリーニングサービスの公式サイトから、縮んだセーターを復活させる方法を詳しくご紹介します。
クリーニング店なら戻せることも
※写真はイメージ
さくらクリーニングサービスでは、「ポリエステルのセーターが縮んでしまった場合、クリーニング店なら元に戻せるか」という問い合わせに対し、以下のように回答しています。
クリーニング店に出す時には、以下のような縮んだ時の条件をできる限り詳細に伝えるとスムースに依頼できるでしょう。
・使用した洗剤の種類
・洗濯機の設定
・乾燥機を使用した場合の温度と時間
・糸の撚り方や生地の織り方などセーターの特徴
洗濯洗剤にもいろいろな種類があるため、アルカリ性の洗濯洗剤か、おしゃれ着用で使われる中性洗剤か、そのほかのタイプなのかなど、使った洗剤を詳しく伝えることが大切です。
「どのタイプか分からない」と思ったら、使っている洗剤の写真を撮り、クリーニングスタッフに見せるとよいでしょう。
また、『仕上がりサイズ』も重要です。
『身幅が○㎝、袖丈が○㎝』というように具体的な数値で伝えましょう。
どれくらい縮んだのか、元に戻すとしたらどれくらいのサイズを目安にするかなどの情報として参考になります。
分かりにくければ同じサイズのセーターやカーディガンを持って行き、「これくらいのサイズです」と示すのがおすすめです。
縮んだセーターを復元する方法
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ポリエステル素材のセーターは、比較的耐久性が高い繊維が使われているため、復元できる可能性が高いそうです。
どのように復元していくのか手順を見ていきましょう。
1.繊維を膨張させる
アミノシリコンが含まれた特殊仕上げ剤を水で薄めたものにセーターを浸け、ポリエステルの繊維を膨張させます。
2.延ばして整形する
セーターを軽く絞り、縫い目を基準に延ばして形を整えます。
3.乾燥機で風合いを出す
乾燥機で繊維をほぐすための『タンブリング』をして、セーターの風合いを復元させていきます。
この工程を生地が落ち着くまで繰り返していきます。思ったよりも手間がかかっていることに驚いた人もいるかもしれません。
しかし、高い技術を持つクリーニングサービスでも、悪い条件が重なり『糸』そのものにダメージが生じている場合は復元が難しいそうです。
こうなってしまうと諦めるしかないかもしれませんが、ダメージを受けているかどうかはプロの目で確認しないと判断しにくいもの。
セーターが縮んだ場合は諦めずに、まずはクリーニングサービスに相談してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]