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「絶対に触らないで」 ピンクの粒の正体に「知らなかった…」「広まるべき」

By - grape編集部  公開:  更新:

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ジャンボタニシの卵の写真

※写真はイメージ

少しずつ気温が上がり始める春は、過ごしやすい時期。陽気も心地よく、外出をしたくなりますよね。

『芽吹きの時期』といわれるだけあって、多くの草花が美しい姿を見せるほか、さまざまな生き物が姿を現します。

だからこそ、外で珍しいものを目にした時は、近寄ってじっと観察したくなるものです。

春から夏にかけて大量発生する『ジャンボタニシの卵』に要注意!

春から夏にかけての時期、ベリー系のフルーツやお菓子のようにも見える、ピンク色の粒を目にしたことはありませんか。

幼い子供が口にしたくなってしまいそうな見た目ですが、実はこの粒は、多くの自治体が注意喚起をするほどに危ないものなのです。

ジャンボタニシの卵の写真

ジャンボタニシの卵

その正体は、ジャンボタニシ(別名:スクミリンゴガイ)という大型巻貝の卵。

ピンク色の卵には、PV2という神経毒が含まれています。また、寄生虫が潜んでいる可能性もあるのです。

ジャンボタニシは4月から産卵を開始。その後も数百から数千もの卵を産み続け、活動期はなんと、涼しくなってくる9月上旬まで続きます。

卵は植物の葉や茎、水路の壁に産み付けられることが多いものの、派手な色をしているため、目に付きやすいといえるでしょう。

自治体はウェブサイトなどで「絶対に触らないでください」と注意を呼びかけており、ネット上でも春や夏を迎えるたび話題になります。

・そんなに活動期が長いとは知らなかった。子供だったら口にしちゃいそう…。

・確かにお菓子のようでおいしそうな見た目をしているけれど、本来これは危険を伝える色なんだろうな。

・レジャーが多い時期だからこそ、広まるべき情報。これに限らず、得体の知れないものは素手で触らないほうがいいね。

元は1980年代に食用として日本国内に輸入された、ジャンボタニシ。しかし食用としての価値がなくなったことで放棄され、野生化しました。

野生化したジャンボタニシは有害な卵を植え付けるほか、水穂の稲にも悪影響を及ぼするため、現在の日本は防除を行っています。

特に幼い子供の場合、その派手な色味に引かれ、卵を素手で触れてしまうでしょう。もし触れてしまった場合、速やかに石鹸で手を洗うようにしてください。


[文・構成/grape編集部]

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