「僕の松葉杖、使いなよ!」 片足の少年が見せた優しさに心が温まる
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出典:@BonomoSabri

年に一度の『ピンクムーン』がいよいよ! 月を見て、願いを叶えよう『恋愛運を上げる』や『好きな人と結ばれる』など、恋愛にまつわるジンクスのある『ピンクムーン』。2025年の『ピンクムーン』は、4月13日です!

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- @BonomoSabri
元アルゼンチン代表で、イタリアのインテルに所属していた2009-2010年シーズンにはチームをUEFAチャンピオンズリーグ優勝に導く活躍を見せたディエゴ・ミリート選手。
母国の出身クラブのラシンでの引退試合は、多くの地元ファンが注目する大切な試合でした。
片足の少年が見せた友達への気遣い
10歳になるサンチャゴ・フレデスくんも、地元のスーパースターをひと目見ようとスタジアムを訪れていました。
生まれつき障がいのあったフレデスくんは、右足の太ももから下を切断しており、移動の際には松葉杖が欠かせません。しかし、そんなハンデに負けず、サッカーや空手を愛するアグレッシブな少年です。
10歳の少年には高すぎるフェンス
D・ミリート選手の勇姿を目に焼き付けようと、必死に背伸びをしますが、身長の低いフレデスくんにはフェンスが高くてグラウンドがよく見えません。
そこで、フレデスくんは松葉杖を台にしてグラウンドを見ることに。これで憧れのD・ミリート選手がよく見えるようになったそうです。
そんな時、ふと横を見るとフレデスくんと変わらぬ年頃の少年が、先ほどまでの自分と同じように、必死に背伸びをしてグラウンドを見ようと奮闘しています。
この時のことをフレデスくんはこう回想しています。
「ディエゴ・ミリートがグラウンドにいるのを見ていたんだ。横に今日できた友だちがいたんだけど、背が低くて見られなかったから、松葉杖を貸してあげて一緒に見たんだよ」
フレデスくんは松葉杖を一本、横の少年に貸してあげたのです。名前も知らない、たまたま横にいた少年に、です。
この様子を撮影していたフレデスくんの母親が、この時の写真をTwitterに投稿したところ、多くの称賛の声が寄せられました。
フレデスくんは、ただ単純に「見えないなら松葉杖を貸してあげるよ。一本でも見られるから」ぐらいの気持ちで、横にいた少年に松葉杖を貸してあげたのでしょう。
「片足を切断した」というハンデなんて軽々と飛び越えてしまうような軽やかなフレデスくんの振る舞い。
「困っている人がいたら助ける。自分が困っていたら助けてもらう」
そんなシンプルで、素直な行動が多くの称賛を集めている理由なのかもしれませんね。