ホッキョクグマは絶滅危惧種?原因と私たちにできる対策を解説
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ホッキョクグマが絶滅危惧種であることを知っていても、その理由までは知らない人もいるでしょう。
絶滅危惧種となった理由には、地球温暖化を起因とする気候変動や環境汚染などが関係しているとされています。ホッキョクグマが絶滅せずに生きていくには、人間の協力も必要なのです。
本記事では、ホッキョクグマの主な生態や絶滅危惧種に指定された原因、守るための対策や家庭でもできることなどについて解説します。
ホッキョクグマは絶滅危惧種?生息地や主食を解説
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ホッキョクグマは絶滅危惧種に指定されています。名前の通り、北極圏で生息している動物です。
生活は北極圏の氷とともにあり、氷の上にいる獲物を狙ったり氷の上で休んだりします。海に潜り、泳いで移動することもあるようです。
ホッキョクグマは、別名『陸上最大の肉食動物』といわれており、アザラシを主食としているほか、魚や鳥なども食べるとされています。
ホッキョクグマの個体数はどう変化しているのか?
ホッキョクグマの生息数は、推定で2万6千頭ほどのようです。一方で、2万6千頭よりも増えているという研究もあるのだとか。
しかし、仮に個体数が増えていたとしても「今後絶滅するかもしれない」といわれていることから、ホッキョクグマを守る対策は必要だと考えられます。
詳しくは次の章でも解説しますが、ホッキョクグマの生活環境が脅かされることで、今後個体数が減る可能性はあるでしょう。
ホッキョクグマが絶滅危惧種に指定されている原因
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ホッキョクグマが絶滅危惧種となった原因の1つとされているのは、地球温暖化による北極圏の氷の減少です。
ホッキョクグマの一般的な狩りの方法としては、氷の上で休憩しているアザラシを狙いに行くことが多いのだとか。そのため、氷が減少すると主食であるアザラシを狩りづらくなるといわれています。
狩りがしにくくなると食料不足に陥り、飢餓状態になるホッキョクグマが出ることも予想されるでしょう。
また、ホッキョクグマにとって氷の上は、子育てをはじめとする繁殖の場所でもあるようです。氷の減少により繁殖できる場所が少なくなると、結果的に個体数が減ってしまうでしょう。
一方で環境汚染も、ホッキョクグマの生活圏である北極圏の環境に影響を与えているとされる要因の1つのようです。
北極圏で生活している人は少ないようですが、熱帯地域などの諸外国で発生した農薬の化学物質などが気流や海流に乗り、北極圏へとたどり着くといわれています。
結果、北極圏での化学物質の濃度が高くなり、エサとなる生物を通じてホッキョクグマが体内に取り込むことで、健康に影響が出る可能性もゼロではありません。
絶滅危惧種のホッキョクグマを守るための対策
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絶滅危惧種のホッキョクグマを守る対策として、まずは地球温暖化防止への取り組みが挙げられるでしょう。先に説明したように、地球温暖化で氷が減少すると、ホッキョクグマが繁殖しにくくなったり、狩りがしにくくなったりする可能性があります。
地球温暖化防止の取り組みの例としては、温室効果ガスの削減などがあるでしょう。
二酸化炭素は温室効果ガスの原因の1つともいわれており、二酸化炭素の排出量を減らすことで地球温暖化を起因とする気候変動などを抑制できるとされています。
結果、氷の減少が改善され、ホッキョクグマの生態系を守ることにもつながるでしょう。
絶滅危惧種のホッキョクグマのために私たちができること
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温室効果ガスの削減と聞くと、自分たちには難しいと考える人もいるかもしれません。しかし、小さな協力の積み重ねで、ホッキョクグマを守ることにつながると考えられます。
ここでは、ホッキョクグマのために始められる2つの取り組みを紹介するので、チェックしてみてください。
リサイクルをする
リサイクルをすることで、二酸化炭素の排出量を削減できる効果が期待できます。
東京都環境局のウェブサイトによると、プラスチック廃棄物を利用した発電よりもプラスチックをリサイクルしたほうが、プラスチック1t当たり1.47tの二酸化炭素の排出量をおさえられるそうです。
また、ゴミの量自体も減らせるので、環境の改善にも役立つでしょう。
無駄な電気を使わない
節電も二酸化炭素の排出量をおさえられると考えられています。
電気を発生させるためにエネルギーが必要ですが、発電には化石燃料が使われることも少なくありません。
化石燃料を燃やすと二酸化炭素が発生するため、節電でエネルギーの使用量を減らすことで二酸化炭素の抑制につながるでしょう。
結果、地球温暖化の防止に貢献し、北極圏の氷の減少スピードを緩められるかもしれません。
節電は日々の意識が大切で、こまめに電気を消す、エアコンの温度設定を低くしすぎたり高くしすぎたりしないなどの小さなことから始めましょう。
ホッキョクグマは地球温暖化などが原因で絶滅危惧種となったとされる
ホッキョクグマは北極圏に生息しており、主に氷上で狩りをしたり子育てをしたりし、生活しています。肉食動物であり、アザラシや鳥、魚などを食べるようです。
一方、地球温暖化による気候変動や環境汚染などにより、北極圏の氷が減少し、絶滅の危機に瀕していると考えられている絶滅危惧種なのだとか。
地球温暖化の防止はもちろん、ホッキョクグマの暮らす環境を守るためにも、温室効果ガスの量を減らすなどの対策が取られています。家庭でも、リサイクルをしたり節電したりすることで二酸化炭素の排出量が抑制され、環境保護に役立つでしょう。
エアコンの温度を調節する、ゴミを正しく分別して捨てるといった日々のひと手間が、ホッキョクグマを守る助けになるかもしれません。
※この記事は、一部東京都環境局のウェブサイトを参照しています。
[文・構成/grape編集部]