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エノキの木の見分け方は?似ている木との違いを解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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エノキの木の画像

※写真はイメージ

街路樹や神社の境内、公園などで見かけることの多いエノキの木は、身近にある木の1つです。

しかし、『ケヤキ』や『ムクノキ』など、よく似た樹木と見分けがつかず悩むこともあるでしょう。

エノキの木には葉や幹、果実に特徴があり、ポイントを押さえれば見分けられるそうです。

本記事では、エノキの木の基本的な特徴と、似ている木との見分け方について詳しくまとめました。

エノキの木の見分け方が知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

エノキの木はどんな木?

エノキの木はどんな木?

※写真はイメージ

エノキの木は、ニレ科エノキ属に分類される落葉高木です。

落葉高木は、1年も持たずに葉が枯れ落ちて休眠状態に入る木を指します。

本章では、エノキの木の特徴をまとめました。幹や葉、果実の特徴を知っておくと、ほかの木と見分けるための目安になるでしょう。

エノキの幹の表面は、灰色または黒っぽい厚みのある皮で覆われています。

細かなしわが重なったゾウの肌のような独特の質感をしており、小さな斑点が多数あるため、表面を触るとざらざらしているようです。

しかし、ほかの木に見られるような大きな割れ目や樹皮の剥がれが少ないといわれています。少し離れて見てみると、滑らかでつるりとした印象を受けるのもエノキならではの特徴なのだとか。

エノキの木の幹を見分ける際には、ゾウの肌のような質感と、遠目で見た時の滑らかな様子が目印になるでしょう。

エノキの木の葉は、形や構造に特徴があり、見分ける際の手がかりになりやすいです。

まず、葉の形は左右が対称でない卵形または楕円形をしています。

葉の縁に注目すると、先端側半分に鋸歯(きょし)と呼ばれるギザギザが見られますが、その先端は鋭く尖らず、やや丸みを帯びているのが特徴です。葉の根元側にはギザギザがありません。

葉の表面は光沢があり、手触りもやや厚めでしっかりしています。

特に目を引くのが、葉の付け根から伸びる3本の太い葉脈です。これは、エノキを見分ける際に分かりやすいポイントの1つといえるでしょう。

さらに、エノキの木は昆虫たちにとっても重要な存在です。

日本の国蝶であるオオムラサキやゴマダラチョウ、テングチョウ、外来種のアカボシゴマダラなどの幼虫は、エノキの葉が主な食草だとされています。

つまり、エノキの葉は見分けやすいだけでなく、多くの生き物の命を支える自然の中の大切な一部でもあるのです。

果実

エノキの果実は、10月頃に赤橙色へと熟し、小さな丸い実を付けます。直径は6〜7mmほどで、ブドウや柿を干したような甘みがあり、人間でも食べられるそうです。

また、この実は野鳥にとっても重要な食料源となっています。

鳥たちは甘い実を好んで食べますが、中の硬い種子は消化されずにふんとして排出されるようです。

鳥は遠くまで飛んで移動するため、ふんと一緒に種子がさまざまな場所へ運ばれ、そこから新たなエノキが芽生えていくのだといわれています。

生えている場所

エノキの木は、本州、四国、九州を中心に、山地や平地などさまざまな場所に分布しているようです。

特に神社や寺の境内、公園など人の暮らしに近い場所で見かけることが多く、古くから身近な木として親しまれてきました。

暗い環境ではあまり育たず、日当たりのよい道端や川沿い、開けた山の斜面などに多く見られるといわれています。

エノキの木に似ている木との見分け方

エノキの木に似ている木との見分け方

※写真はイメージ

エノキの木に似た木として挙げられるのが、『ケヤキ』と『ムクノキ』です。

この3つは遠くから見ると姿形がよく似て見えます。

しかし、枝の分かれ方や葉の形、樹皮の質感などに注目すると、それぞれにはっきりとした違いがあるようです。

ここでは、エノキの木と似ている『ケヤキ』と『ムクノキ』との見分け方を確認しましょう。

ケヤキとの見分け方

『エノキの木』と『ケヤキ』は大木に成長しやすく、見間違えやすいといわれていますが、枝の広がり方や葉の特徴を確認すると見分けやすいようです。

エノキは枝がたくさん分かれて密に茂り、全体が丸くこんもりとした形をしています。

一方、ケヤキは枝の分かれ方が少なく、枝先が細く長く伸び、扇を広げたような姿をしているのだとか。

葉を比べてみると、エノキは上半分だけにギザギザがあり、葉脈は葉の縁まで届きません。ケヤキは葉全体に細かい波形のギザギザがあり、葉脈も端までしっかりと伸びているのが特徴なのだそうです。

さらに、幹の表面にも違いがあります。エノキはしわが横に入ってザラザラとした質感なのに対し、ケヤキは成長するにつれて樹皮が鱗状に剥がれ、まだら模様になるそうです。

このように、葉や幹の質感に注目すると、見分けやすくなるでしょう。

ムクノキとの見分け方

『エノキの木』と『ムクノキ』も見た目は似ていますが、細かい部分を見ると明確な違いがあります。

エノキは枝がたくさん分かれて密に茂りますが、ムクノキは枝の数が少なめで、全体の形はケヤキとエノキの中間のような形なのだとか。

葉にも違いがあり、エノキの葉は上半分だけに丸みのあるギザギザがあり、葉脈は端まで届かず途中で止まっているようです。

一方、ムクノキの葉は角ばってギザギザしており、脈は端まで届きながらも途中で枝分かれするのが特徴。また、ムクノキの葉の表面には小さな毛が生えており、ザラザラとした感触があるといわれています。

果実の色は、エノキは赤く熟し、ムクノキは黒くなるようです。

幹の表面も異なり、エノキはしわが横に入りゾウの肌のようですが、ムクノキは縦に細かく割れて薄く剥がれます。

これらの違いを押さえておくと、見分けられるでしょう。

エノキの木の見分け方は葉や樹皮がポイント

エノキの木は、幹や葉、果実などに特徴があり、それを知ればほかの木と見分けやすくなります。

特に、葉の根元から伸びる3本の葉脈や、上半分だけにあるギザギザ、ゾウの皮膚のようなしわが入った樹皮などは、識別の大きな手がかりです。

また、『ケヤキ』や『ムクノキ』も見た目が似ているといわれていますが、枝の分かれ方や葉の形、樹皮にそれぞれの違いがあり、注意深く観察すれば区別できるでしょう。

エノキの木は自然の中だけでなく、人の暮らしのそばにもよく見られ、多くの生き物の命を支える存在でもあります。

本記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ身近な場所でエノキの木を探してみてください。


[文・構成/grape編集部]

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