『芋名月』←これ知ってたらステキ! 秋の月にまつわる【美しい日本語クイズ】
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【2025年版】月見はいつ?十五夜や十三夜、十日夜の由来と供え物も解説秋の夜長に月を見上げる月見は、収穫への感謝を伝える日本の美しい文化です。この記事では、2025年の月見の日程をはじめ『十五夜』と『中秋の名月』の違い、そして供え物に込められた意味までを解説します。月見がいつ行われるか知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
古くから日本人は月に愛着があり、さまざまな表現でその美しさを表現してきました。
特に、旧暦の秋に行われる『お月見』は平安時代からの伝統行事です。
本記事では、知れば使いたくなる、秋の月に関する日本語を3つ紹介します!
う、美しすぎる…月にまつわる大和言葉3選
現代ではあまり使われなくなった日本語を知れば、昔の人が月を見て感じていたことが分かるかもしれません。
問題1:空の鏡
まずは、『空の鏡(そらのかがみ)』。
字の通り、空に浮かんでいる月を『鏡』に例えた言葉です。
あなたはどんな月を想像しましたか。正解は…。
※写真はイメージ
秋空に輝く満月です!
現代では、多くの人が所有したり、さまざまな場所に設置されたりしている『鏡』。
しかし、昔は高貴な人しか所有できない高級品でした。
美しい月を、光が当たればキラキラと輝き、また手の届かない『鏡』と比喩的に表現したと思うと、風情が感じられるでしょう。
問題2:芋名月
続いて紹介するのは、『芋名月(いもめいげつ)』。
『お月見』で親しまれている『十五夜』を表す言葉です。
では、この『芋』は何を表す言葉か分かりますか。
日本人に親しまれているイモといえば、ジャガイモやサツマイモなど、さまざまありますが…。
※写真はイメージ
正解は、サトイモでした!
十五夜のお供え物といえば、団子がポピュラーですが、実は収穫を迎えたばかりのサトイモもお供えする風習があるとか。
ほかのイモ類も一緒にお供えることもあったそうですよ。
昔の風習にならって、十五夜に月と一緒にイモを楽しむのもいいかもしれませんね!
問題3:中秋無月
最後に紹介するのは、『中秋無月(ちゅうしゅうむげつ)』です。
あまり聞き馴染みがない言葉ですが、漢字を見れば意味が分かるかもしれません。
どんなシチュエーションを表しているかというと…。
※写真はイメージ
十五夜に月が見えないことを表す言葉なのです。
秋は、空気が澄んでいる日が多く、くっきりと見える条件が整うとされています。
そんな絶好の機会に、曇りや雨で月が見えないのは、昔の人にとって悲しいことでしょう。
一方で、隠れてしまった月にも風情を感じていたとか。
見えない十五夜の月を愛でるためにつけられた表現が『中秋無月』なのです。
あなたは、これらの言葉や由来を知っていましたか。
新しい言葉を知ると、何気なく見ている月や馴染みのある行事でも、印象が少し変わるでしょう。
日常生活を豊かにするヒントは、意外にも、昔の人が使っていた言葉にあるのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]