ヨレヨレになった1枚の洋服 自閉症の娘のために母がSNSに助けを求めると…
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出典:Facebook

獣医を目指す小4娘が、取り組んだ自由研究 動物愛を感じるテーマに「花丸をあげたい!」小・中学生にとって、夏休みの醍醐味といえば、自由研究が挙げられるでしょう。自由研究と聞くと、学校に通っていた当時の記憶が蘇る人も多いはずです。小学4年生の娘さんを育てる、@aroma_chloveさんが、我が子が完成させたという夏休みの自由研究をXで公開したところ、大きな反響を呼んでいます。

「まだ小学1年生なのに…」 大人を驚かせた夏休みの自由研究が?夏休みに、小学1年生の女の子が『公園のゴミ拾い』をテーマに取り組んだ自由研究の内容に、Xで感心の声が相次ぎました。父親の、でらさん(@aerolitkurofune)の投稿を紹介します。
アメリカのユタ州セントジョージに住むデボラ・グリムショーさん。
自閉症のケイミちゃんという娘さんを持つお母さんです。
毎日お気に入りの洋服を着たがるケイミちゃん
ケイミちゃんはいつも同じ花柄の洋服を着たがります。
実は自閉症の子どもにはよく見られる傾向で、季節や気温に関係なく自分のお気に入りの洋服ばかりを着たがるのです。
同じ洋服を着ることで安心感が得られるなど、自分なりの心地よさがあり、気持ちが落ち着くのだと言います。
しかし、毎日のように同じ洋服を着ることには弊害もあります。
洋服がすぐに摩耗してしまうこと
どんなに丁寧に扱っても、毎日のように着るためどうしてもダメになってしまうのが早いのだと言います。
この問題に頭を悩ませていたデボラさんは、自らのFacebookにこんな投稿をして、娘のために助けを求めました。
娘を想う母の愛に溢れたこの投稿はたくさんの人にシェアされ、多くの人の目に触れることになります。
そして、デボラさんとケイミちゃんを喜ばせるこんな連絡が届いたのです。
ケイミちゃんの大好きな洋服、もうなくなる心配はありません!
こんな粋なメッセージと共に、多くのFacebookユーザーからケイミちゃんのお気に入りの洋服が届きます。
その数は何と78着!
ぬいぐるみや毛布のプレゼントが同封されたものまであったそうです。
お気に入りの洋服を来た笑顔のケイミちゃん
娘のために尽力してくれた多くの見知らぬ人々への感謝を込めて、母親のデボラさんはケイミちゃんの写真をこんなメッセージと共に投稿しました。
「皆さんの親切に感謝します」
「ありがとうございました!」
現在も花柄の洋服は届き続けていると言います。
これならケイミちゃんが「お気に入りの花柄の洋服が着られない」という不安になることはないでしょう。
良かったね、ケイミちゃん!