文学の秋、映画の秋… 文学作品が原作の映画に注目してみました 原作と全く違うタイトルの作品も
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あの童謡を歌っていた、ののちゃん!? 成長した姿に「美人になった」「別人級」と驚きの声あんなに小さかった、ののちゃんが…!6歳になった姿に「別人級に成長」「大きくなった」と驚きの声が相次いでいます。
『監察医 朝顔』で、つぐみを演じた永瀬ゆずな 4歳から9歳になった姿に驚き!『監察医 朝顔』で、つぐみ役の永瀬ゆずなちゃん。4歳から9歳に成長した最新ショットに「大きくなった!」の声が上がりました。
台風、長雨、そして暑さが戻ったり…でももう10月はすぐそこ、気がつけばすっかり秋ですね。ゆっくり、読書をしたり、映画を観たり、美術館・博物館を訪れたり…いつもよりアカデミックに過ごしたい。そんな季節になりました。映画好きの筆者としては、やはり映画をじっくり観たい季節です。
最近の映画(洋画)はド派手なアクション大作、アメコミ原作、リメイク&続編が多いと言われています。もちろん、アクション映画やスカッとした後味の娯楽作も映画観賞の醍醐味ですが、この秋はちょっと目先を変えて、原作に注目して映画を選んでみるのはいかがですか。本のページをめくるようにじっくり映画観賞、秋ならではの楽しみです。
マクベス、リヤ王…やはりシェイクスピアは普遍的です
今さら説明するまでもありませんが、イギリスが生んだ大作家、ウィリアム・シェイクスピア。筆者より詳しい方たくさんいらっしゃると思います。もちろん「ロミオとジュリエット」「ハムレット」等々、多くの作品が世界中で原作と同名タイトルで映画化されています。
でも原作と全く違うタイトルで映画化されている作品もたくさんあるのはご存知ですか。
もうご存知の方も多いと思いますが、巨匠・黒澤明監督の「蜘蛛巣城」原作は「マクベス」、また「乱」の原作は「リヤ王」です。どちらも設定を日本の戦国時代に置き換えた作品です。
他にも、え、この映画もシェイクスピアの原作だったの!という映画、あります。
「ウエストサイドストーリー」1961年→「ロミオとジュリエット 」
「マイ・プライベート・アイダホ」1991年→「ヘンリー四世 第1部」「ヘンリー四世 第2部」「ヘンリー五世」
等々、名作は時代設定、国が変わっても色褪せることがなく、後世残っていき、これからも映画化されていくのかもしれませんね。
シェイクスピアは時代を超えた普遍的な作品ですが、時代を切り取った、現代社会に警鐘を鳴らす小説原作も見逃せません。
1999年「ファイトクラブ」ー原作チャック・パラニューク、2000年「アメリカンサイコ」ー原作ブレット・イーストン・エリス、2012年「コズモポリス」ー原作ドン・デリーロ…いずれも大量消費社会・ネット依存社会など現代社会の暗部を描いたアメリカの近代小説が原作です。
少し前に書かれた(公開された)ものばかりですが、いずれも2016年の今を予見しているような内容でやはり古さを感じさせません。
映画と文学はやはり切っても切れない間柄のようです。ますます秋にじっくり腰を据えて観たくなってきましたね。
マイフェアレディ、プリティウーマンの原作は
1990年の大ヒット作「プリティウーマン」。これって「マイフェアレディ」のリメイク? と思った方も多いのでは。筆者も公開時そう思いました。
どちらもまっさらな女性を、自分の理想の女性に仕立て上げる男性の願望を描いた、ジョージ・バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」がベースになっているそう。でも、もう一つ頭に浮かんだ作品はありませんか? 「ピグマリオン」が男性目線だとしたら、女性目線で描かれた同じストーリーがありますよね? そうです、童話「シンデレラ」です。
「プリティウーマン」にもちゃんと意地悪な姉妹たちが出ていましたね。「プリティウーマン」では意地悪姉妹が、リチャード・ギアの友人の「男性」に置き換えられていたのも興味深いですね。
「英雄願望」「お姫様願望」人間なら誰しも持っている感情…いつの時代も心に訴えかけてくるのかもしれません。
そしてこの秋注目の文学原作の映画
現在公開中の、スティーブン・スピルバーグ監督作のファンタジー映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」
原作は「チャーリーとてチョコレート工場」の原作者として知られているイギリスの児童文学作家のロアルド・ダールの作品「オ・ヤサシ巨人BFG」が原作です。 主人公の孤独な少女ソフィと心優しい巨人との冒険の物語。大人も楽しめるファンタジー映画のようです。
さぁ、映画館へ、レンタルビデオ店へ…気になる作品を選んで、観賞しませんか。観る前or観た後に原作小説を読むのもいいですね。始まったばかりの秋の夜長を楽しみましょう。
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