「生理痛は甘え、休むな」 同じ女性からの言葉が悲しい
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「なんとなく恥ずかしい」 女性が抱えるココロとカラダの悩みに専門医は…女性の多くが抱えているのに、他人にはちょっと話しづらい、心と身体の問題やリアルな悩みについて、さまざまなセッションが行われました。女性の健康推進の必要性と課題について考える、ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会主催のイベント『わたしたちのヘルシー 〜⼼とからだの話をはじめよう in Mar.2025』が、2025年3月7日15時より順次配信。

欠勤の約18倍! 『無理して働くこと』の損失額に驚きの声本イベントの締めくくりとなるクロージングトークセッションでは『女性の一生は波乗りの連続!これだけは覚えて欲しいキーワード3選』をテーマに、『ウィメンズ・ヘルス・アクション』の共同代表を務める、産婦人科医の大須賀穣先生と対馬ルリ子先生が登壇。ゲストにはフリーアナウンサー・タレントの阿部華也子さんが参加し、MCを谷岡慎一アナウンサーが務めました。
- 出典
- @SANoooO___
男性は生理がないので、「生理痛はつらい」ということを体感できない分、「へえ、つらいんだ」と比較的理解してもらいやすい、という意見もありました。
ただ、やはり誤解はまだたくさんあります。
佐野さんの例のように、つらさの度合いが人によってまちまちであることもひとつ。
病院に行けば解決、というものでもなく、婦人科に行ってみたら、思わぬ病気が隠れていた…ということも多々あります。ですが、きちんと検査を受けて問題がなく、医師から処方された鎮痛薬を飲んでも、やはりすべての症状がおさまるわけではありません。
会社に生理休暇の制度があっても十分に活用されていない理由のひとつに、「生理なので休みます」と公言する恥ずかしさがあると思います。
同じ職場の女性たちが引け目なく制度を使っていれば、恥ずかしさを感じることはないでしょう。もしかすると、女性同士が理解し合うことは、「男性に知ってほしい」以上に大切なことなのかもしれません。
証拠が出せないぶん、理解してもらえない…なかなか解決しづらい問題です。
「痛みレベルは人それぞれ」
「たくさんの人の理解が必要です」
佐野さんの言葉はシンプルですが、とてもわかりやすいですね。
「自分はそうではないけれど、こういうふうに苦しんでいる人がいるんだ」
それを知る人が一人でも増えれば、日本はもっと女性が働きやすい社会になっていくはずです。
[文/grape編集部]