線路が火事!? いいえ、この火は消しちゃダメなんです
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洗濯機の蓋は開けておく?閉める? 企業の回答に「反省」「逆やってた」洗濯機のお手入れをしていますか。洗濯槽の裏側は見られませんが、しっかりとお手入れしていないとカビが繁殖してしまいます。カビを防ぐ方法を確認して、定期的に洗濯槽の掃除をしましょう。
洗濯は『お湯』がいいって本当? 事実に「マジか」「危ないところだった」洗濯槽のカビ対策にお湯を使いたい時はありませんか。お湯のほうが効果が高そうで…と思うかもしれませんが、実際の効果や適切な湯温について日本電機工業会が公式サイトで解説していました。ぜひ参考にしてみてください。
2017年1月2日、阪急電鉄の公式Twitterに、驚きの写真が掲載されました。なんと、線路が燃えているではありませんか!
放置しておくと大変なことになってしまうのでは……!?と思いきや、実はこれ、電車の安全運行のためにあえて燃やしているものなのだそうです。
阪急電鉄によると、この炎の正体は「ポイント融雪機」の炎。寒い時期に降雪や凍結で線路のポイント転換ができなくなるのを防ぐために、炎の出る機械(ポイント融雪機)をポイントの下に置いているのです。
炎の熱でポイント部分に雪が積もったり、凍結でポイントが動かなくなったりするのを防いでいるんですね。
以前は寒い季節になると各地の鉄道でよく見られたというポイント融雪機ですが、最近は知らない人も多く、「線路が燃えている!」と消防や鉄道会社に通報が入るケースも。確かに、知らない人が見るとびっくりする光景ですよね。
実際に、融雪機の炎を火事だと勘違いした人が消防に通報、消防隊が駆けつけて消化してしまった…という出来事もあったようです。
ちなみに最近は、空気圧でポイント付近の雪を吹き飛ばす「エアジェット」や、熱風でポイント周辺を温める「熱風式融雪装置」、温水を循環させて雪を解かす「温水マット式融雪装置」も使われています。線路が凍結するような寒い日も雪の日も、列車を安全に運行させるために各鉄道会社では、様々な努力をしてくれているんですね。
ということで、冬に線路に炎を見つけても、融雪機の炎である場合が多いので原則的には慌てなくて大丈夫。落ち着いて様子を見て、融雪機の炎とは思えない場合や心配な場合は駅員さんに連絡するようにしてください。
[文/grape編集部]