車掌が注意喚起 あなたの行動で、助けられる命があります By - grape編集部 公開:2017-04-19 更新:2017-04-19 事故注意喚起踏切電車 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 2017年4月15日、神奈川県川崎市の踏切で発生した悲しい事故。 踏切内で立ち止まった77歳の男性を、52歳の男性が助けようとするも間に合わず、2人とも電車にはねられ、死亡しました。 事故は同日午前9時10分ごろに発生。男性は警報灯が光り始めてから踏切内に立ち入り、中で立ち止まっている様子が付近の防犯カメラに写っていた。 その後、(中略)すでに完全に下りていた遮断機を持ち上げて踏切内に入り、男性を救助しようとしたとみられる。 産経ニュース ーより引用 電車の緊急停止が間に合わず、尊い命が失われてしまいました。同様の事故は、日本各地で多数起きています。 では、もしこのような場面に遭遇したら、私たちはどうすればいいのでしょうか。 「電車と衝突する恐れがある時は…」車掌が注意喚起 今回の事件を受け、心を痛めた車掌のなたかた(@nata_kata)さん。 『踏切の中に人や車が取り残されていて、電車と衝突する可能性があるとき』に向けた注意喚起をTwitterに投稿しました。 拡散お願いします!これが踏切の非常停止ボタンです。踏切の中に人や車が取り残されていて列車と衝突する怖れがあるときは迷わず押して下さい。強く押すと『ごつん』という感触がします。できたら押した人は立ち去らずに「私が押しました」と鉄道係員に伝えて頂けると助かります。 pic.twitter.com/UJLKUdH5nl— なたかたさん (@nata_kata) 2017年4月18日 踏切に必ず設置されている、非常停止ボタン。このボタンを押すことによって、迫っている電車の運転士に緊急事態を知らせることができます。 警報機が鳴り始めてから約30秒、遮断棒が降りてから約15秒で列車がやってきます。また列車は非常ブレーキを使っても、約600メートル近くは止まれません。 直接救助に向かうのは危険ですので、絶対におやめ下さい。非常ボタンを押して、なるべく早く列車の運転士にお知らせいただきますよう、よろしくお願いします。 踏切について知ってください:JR西日本 ーより引用 JR西日本のウェブサイトには、このように書かれています。ちなみに、踏切事故の6割が『無理な横断』によるものだそうです。 車掌による『非常停止ボタン』Q&A Q「ホームで気付いた場合、ホームにある非常停止ボタンでも有効でしょうか」 A「はい。事故の未然回避であれば、もちろん有効です」 Q「どのくらいの距離なら間に合いますか?」 A「鉄道会社によって異なります。遮断機が降下完了するまでに非常停止ボタンが押してあれば、間に合うようになっているはずです」 Q「ボタンを押すと、警告音などは鳴りますか?」 A「鳴りません。ランプが点灯するのみです」 ※写真はイメージ 寄せられた多くの質問に対し、車掌さんはこのようにコメントしています。 踏切内で立往生している人(例え自殺志願者であっても)を見かけたら、電車を止める事を優先し、決して救出を優先しないでください。 人命救助の場合、電車を止めても停止ボタンを押した人に責任問題は発生しません。 踏切内に取り残された人を目撃したら、誰でも動揺します。ですが、その間にも電車は迫ってきています。 もし人命救助のために必要だと思ったら、一刻も早く非常停止ボタンを押してください。あなたの行動によって、助けられる命があるかもしれません。 [文・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 出典 @nata_kata/産経ニュース/JR西日本 Share Post LINE はてな コメント
2017年4月15日、神奈川県川崎市の踏切で発生した悲しい事故。
踏切内で立ち止まった77歳の男性を、52歳の男性が助けようとするも間に合わず、2人とも電車にはねられ、死亡しました。
電車の緊急停止が間に合わず、尊い命が失われてしまいました。同様の事故は、日本各地で多数起きています。
では、もしこのような場面に遭遇したら、私たちはどうすればいいのでしょうか。
「電車と衝突する恐れがある時は…」車掌が注意喚起
今回の事件を受け、心を痛めた車掌のなたかた(@nata_kata)さん。
『踏切の中に人や車が取り残されていて、電車と衝突する可能性があるとき』に向けた注意喚起をTwitterに投稿しました。
踏切に必ず設置されている、非常停止ボタン。このボタンを押すことによって、迫っている電車の運転士に緊急事態を知らせることができます。
JR西日本のウェブサイトには、このように書かれています。ちなみに、踏切事故の6割が『無理な横断』によるものだそうです。
車掌による『非常停止ボタン』Q&A
A「はい。事故の未然回避であれば、もちろん有効です」
A「鉄道会社によって異なります。遮断機が降下完了するまでに非常停止ボタンが押してあれば、間に合うようになっているはずです」
A「鳴りません。ランプが点灯するのみです」
※写真はイメージ
寄せられた多くの質問に対し、車掌さんはこのようにコメントしています。
踏切内で立往生している人(例え自殺志願者であっても)を見かけたら、電車を止める事を優先し、決して救出を優先しないでください。
人命救助の場合、電車を止めても停止ボタンを押した人に責任問題は発生しません。
踏切内に取り残された人を目撃したら、誰でも動揺します。ですが、その間にも電車は迫ってきています。
もし人命救助のために必要だと思ったら、一刻も早く非常停止ボタンを押してください。あなたの行動によって、助けられる命があるかもしれません。
[文・構成/grape編集部]