車掌が注意喚起 あなたの行動で、助けられる命があります
公開: 更新:

※写真はイメージ

折り畳み傘で全治1か月の重篤なケガ 注意喚起に「これは怖い」「気を付ける…」軽量で持ち運びやすい折り畳み傘。しかし一歩間違えると大変な事態に…!

【訃報】ジェームス三木さんが逝去 『独眼竜政宗』の脚本手がける2025年6月19日、脚本家のジェームス三木さんが亡くなったことが分かりました。91歳。連続テレビ小説『澪つくし』や、大河ドラマ『独眼竜政宗』『八代将軍 吉宗』(いずれもNHK)など、数々のヒット作品を手掛けました。
2017年4月15日、神奈川県川崎市の踏切で発生した悲しい事故。
踏切内で立ち止まった77歳の男性を、52歳の男性が助けようとするも間に合わず、2人とも電車にはねられ、死亡しました。
電車の緊急停止が間に合わず、尊い命が失われてしまいました。同様の事故は、日本各地で多数起きています。
では、もしこのような場面に遭遇したら、私たちはどうすればいいのでしょうか。
「電車と衝突する恐れがある時は…」車掌が注意喚起
今回の事件を受け、心を痛めた車掌のなたかた(@nata_kata)さん。
『踏切の中に人や車が取り残されていて、電車と衝突する可能性があるとき』に向けた注意喚起をTwitterに投稿しました。
踏切に必ず設置されている、非常停止ボタン。このボタンを押すことによって、迫っている電車の運転士に緊急事態を知らせることができます。
JR西日本のウェブサイトには、このように書かれています。ちなみに、踏切事故の6割が『無理な横断』によるものだそうです。
車掌による『非常停止ボタン』Q&A
A「はい。事故の未然回避であれば、もちろん有効です」
A「鉄道会社によって異なります。遮断機が降下完了するまでに非常停止ボタンが押してあれば、間に合うようになっているはずです」
A「鳴りません。ランプが点灯するのみです」
※写真はイメージ
寄せられた多くの質問に対し、車掌さんはこのようにコメントしています。
踏切内で立往生している人(例え自殺志願者であっても)を見かけたら、電車を止める事を優先し、決して救出を優先しないでください。
人命救助の場合、電車を止めても停止ボタンを押した人に責任問題は発生しません。
踏切内に取り残された人を目撃したら、誰でも動揺します。ですが、その間にも電車は迫ってきています。
もし人命救助のために必要だと思ったら、一刻も早く非常停止ボタンを押してください。あなたの行動によって、助けられる命があるかもしれません。
[文・構成/grape編集部]