車掌が注意喚起 あなたの行動で、助けられる命があります
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※写真はイメージ

今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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2017年4月15日、神奈川県川崎市の踏切で発生した悲しい事故。
踏切内で立ち止まった77歳の男性を、52歳の男性が助けようとするも間に合わず、2人とも電車にはねられ、死亡しました。
電車の緊急停止が間に合わず、尊い命が失われてしまいました。同様の事故は、日本各地で多数起きています。
では、もしこのような場面に遭遇したら、私たちはどうすればいいのでしょうか。
「電車と衝突する恐れがある時は…」車掌が注意喚起
今回の事件を受け、心を痛めた車掌のなたかた(@nata_kata)さん。
『踏切の中に人や車が取り残されていて、電車と衝突する可能性があるとき』に向けた注意喚起をTwitterに投稿しました。
踏切に必ず設置されている、非常停止ボタン。このボタンを押すことによって、迫っている電車の運転士に緊急事態を知らせることができます。
JR西日本のウェブサイトには、このように書かれています。ちなみに、踏切事故の6割が『無理な横断』によるものだそうです。
車掌による『非常停止ボタン』Q&A
A「はい。事故の未然回避であれば、もちろん有効です」
A「鉄道会社によって異なります。遮断機が降下完了するまでに非常停止ボタンが押してあれば、間に合うようになっているはずです」
A「鳴りません。ランプが点灯するのみです」
※写真はイメージ
寄せられた多くの質問に対し、車掌さんはこのようにコメントしています。
踏切内で立往生している人(例え自殺志願者であっても)を見かけたら、電車を止める事を優先し、決して救出を優先しないでください。
人命救助の場合、電車を止めても停止ボタンを押した人に責任問題は発生しません。
踏切内に取り残された人を目撃したら、誰でも動揺します。ですが、その間にも電車は迫ってきています。
もし人命救助のために必要だと思ったら、一刻も早く非常停止ボタンを押してください。あなたの行動によって、助けられる命があるかもしれません。
[文・構成/grape編集部]