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被災者「忘れられない」 阪神・淡路大震災時の『ダイエー』の行動が素晴らしい

By - grape編集部  公開:  更新:

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すぐに行動を起こし被災者に「いつもの値段」で物資を届ける

「国よりも速かった」と言われるほど、迅速に動いた中内社長は、自ら陣頭指揮を執り、食料や生活用品を空路や海路で、素早く被災地のダイエーに届けます。

「いつもの値段で」

そう言って、それまでと変わらない価格で、被災者に必要な物資を販売した中内社長の判断により、一部で見られた便乗値上げがなくなったとも言われています。

ほかにも、数多く語り継がれている中内氏の名言。

・店舗の明かりを24時間つけ続けることを命じて
「店の明かりをつければ、それだけで被災者たちは力が出る」

・客のために食料品などの物資をそろえる理由について
「スーパーはライフラインや」

また、あえて物資を無料で配布するのではなく、いつもの値段で販売したのは「タダにすると不要な者までもらいに来る。本当に必要としている人に届けるには、いつもの値段で売ることが大切」という信念に基づいた行動だったそうです。

こういった行動を称賛する声がTwitterに多く寄せられています。

  • 中内氏の行動が被災地の空気を一変させた。それだけで語り継ぐ価値があるほどの存在
  • 塚口駅前のダイエーは17日から食料品売り場を営業した。今でも感謝している
  • ダイエーの明かりにどれほど勇気づけられたことか…

社長が変わっても中内氏の志は受け継がれ、「2007年新潟県中越沖地震」「2011年東日本大震災」時のダイエーに感謝する声も寄せられていました。

非常時であっても、いつものように営業することで、多くの被災者を勇気づけた『ダイエー』。本当に素晴らしいエピソードですね。


[文/grape編集部]

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