少女を抱きかかえ、ほほ笑む消防士 たった1枚の写真が世界中でシェアされた理由
公開: 更新:
ポツンと置かれた数枚の『紙袋』 その使い道に…「これは天才」「めちゃくちゃありがたい」新年が明けた同月上旬、東京都武蔵野市にあるショッピングモール『コピス吉祥寺』を訪れた、よしだけいすけ(@ruiji_31)。 施設内で見つけた『あるサービス』を発見し、Xに投稿すると、12万件以上の『いいね』が寄せられ、多くの注目を集めました。
地震の時には潜らないで! カワイピアノの注意喚起に「想像すると恐ろしい…」株式会社河合楽器製作所が運営する、カワイピアノのXアカウント(@Kawai_Japan)は、2025年1月17日、『あるお願い』を投稿。地震に関する注意喚起が、大きな反響を呼んでいます。
そんな言葉と共に、アメリカにあるチャタヌーガ消防署の公式Facebookに投稿された1枚の写真。
1人の男性消防士が、ホッとしたような表情で少女を抱きかかえる姿に、多くの人が心を打たれています。
「消防士として働く理由」
男性消防士の名前はクリス・ブラゼクさん。
ある日、クリスさんが建物火災の現場から消防署へ帰り着いてまもなく、次の出動命令が舞い込みました。
内容は、高速道路で起きた交通事故により、妊娠中の母親と3人の幼い子どもが犠牲になっているというもの。
※写真はイメージ
クリスさんが現場へ駆けつけると、そこには腹部と背中の痛みを訴える母親と、身体に異常はない2人の子ども、そしてヒステリックに泣き叫ぶ赤ちゃんがいました。
全員無事に救出され、母親のみ救急車で運ばれる中、幼い赤ちゃんはなかなか泣きやみません。
クリスさんは座席にいた赤ちゃんをそっと抱きかかえ、身体に異常はないか確認しました。
クリスさんの腕の中で安心したのか、赤ちゃんはそのまま眠ってしまったといいます。
その時の様子をほかの消防隊員がこっそり撮影し、公式Facebookに投稿。
ネット上では「なんて思いやりのある消防士だ」「素晴らしい物語をありがとう」といった、称賛のコメントが相次いでいます。
その後、子どもたちは無事に家族の元へ引き渡され、妊娠していた母親は、お腹にいた赤ちゃんとともに無事だったそうです。
クリスさんは一連の出来事に対し、「私たちが消防士として働く理由はここにある」と語っています。
消防士としての誇りを感じさせる投稿は、世界中の人たちの心に響きました。
[文・構成/grape編集部]