アメリカの根深い『人種差別』 母は、息子の何気ない一言にハッとした.
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「意味が分かるまで2分かかった」 夏季休暇の貼り紙に『重大なミス』と思いきや?ある夏の日、街を歩いていたモチコ(@mochicco69)さんは、目にした貼り紙に違和感を覚えました。書かれていたのは、夏季休暇のお知らせ。お盆の時期になると、多くの店や施設で目にするため、決して珍しいものではないでしょう。しかし、モチコさんは貼り紙のある部分を見てツッコミを入れざるを得なかったようで…。
アメリカのケンタッキー州に住むリディアさんには5歳の息子・ジャックスくんがいます。ある日、リディアさんはジャックスくんにこう言いました。
「あら、髪の毛が伸びてきたわね。
そろそろ切りましょうか。どんな髪型がいい?」
息子の希望通りにカットしようと思い、そう聞いたリディアさん。すると、こんな言葉が返ってきたのです。
「友人とソックリにして!」息子の言葉に母はハッとする
「ぼく、髪の毛をレディと一緒にして、先生をビックリさせたいんだ!
“あれ?どっちがジャックスで、どっちがレディか見分けがつかないぞ!”って」
『レディ』とは、ジャックスくんの大親友のこと。彼が笑顔で発した言葉を聞いて、リディアさんはハッとします。
写真を見てわかる通り、ジャックスくん(写真左)は白人、レディくん(右)は黒人です。でも、息子には『肌の色を気にする』という意識すらないのだと…。
息子の言葉に感動したリディアさんは、自身のFacebookにこの出来事を投稿しました。
「素晴らしい!」と感動のメッセージが集まる
リディアさんの投稿に対し、ジャックスくんの言葉に感動した多くの大人から「本当に素晴らしい!」という声が寄せられています。
その後、ジャックスくんは希望通りバリカンで髪を剃りました。
お揃いの髪形になって、2人は大興奮!笑顔で抱き合い、喜びを分かち合いました。
ジャックスくんにとっては、本当に何気ないひと言だったのでしょう。なぜなら、肌の色なんて全然気にしていないのですから。
彼は「差別しちゃいけない」という考えで言葉を発したわけではなく、『人種差別』という概念すら持っていなかったのです。
こんなにもソックリな2人なら、先生も「あれ?見分けがつかないぞ!」とビックリしてくれるに違いありません!
[文・構成/grape編集部]