飴細工の美しさに驚愕! 『あめ細工吉原』の作品に称賛の声
公開: 更新:

「ご先祖様も、笑ってくれる気がする」 職人が『迎え盆』に公開したものに反響!和菓子職人の三宅正晃(@beniyamiyake)さんが作った、『精霊馬』『精霊牛』に注目が集まりました。

和菓子職人「久しぶりに作りました」 完成させたのは?「娘が好きそう!」和菓子の一種である、練り切り。古典的な題材のほか現代的なモチーフまで、自由な発想で作れるのも魅力の1つといえるでしょう。2025年8月4日、栃木県真岡市で和菓子店『御菓子司 紅谷三宅』を営んでいる、三宅正晃(@beniyamiyake)さんがXを更新。「久しぶりに作った」という練り切りが話題になっています。
――どういった人が購入?
お客様は老若男女問わずといった感じです。年配の方には懐かしさを、若い方には新しさを感じていただけているようです。
外国からのお客様も毎日何組かは訪れてくれているので、日本の文化に興味を持ってもらえていることが嬉しく感じますね。
――外国人には和風モチーフが人気?
いえ、案外自分の国で見慣れている動物や国の象徴的な動物が人気です。
例えば、イギリスだと犬、フランスは猫やイルカ、アメリカはタカなど鳥を好む人が多くいます。オーストラリアからきたお客様は、コアラやカンガルーを頼むことが多いですね。
「日本っぽいものをみたい!」というよりも、自分の国で見慣れているものが、日本のテイストを入れるとどうなるのか。そんな違いを楽しんでいるのではないかと思います。
なるほど、見慣れているものがどう変わるのか、そんな楽しみ方も面白いかもしれない。ちなみに日本人に人気なのは鶴や猫なのだそうだ。
――飴細工師になろうとしたきっかけは?
もともとは料理の仕事をしていたのですが、海外で色々な国の人たちと話していた時に、みんな自分の国が好きで、「こういう文化がある」など話を聞かせてくれたのに、自分は日本の文化について話すことができず、恥ずかしさを感じました。
そこで日本の文化を伝えていけるものとして、飴細工を思いついたのがきっかけです。子どものころに見て、興味があったということもあります。
――どこに行ったら習える?
飴細工は、いままで店舗というものがなく、習う場所なんてなかったんです。なので、お祭りの屋台とかイベントでやっている人を見つけては、直接話を聞きに行ってました。
弟子入りみたいなもので、お手伝いをしながらその人の技を見て盗む感じです。そういった入口の狭さもあって、飴細工の職人さんが増えないのかなと思うことはありました。
いまはこうやってお店を開いているので、体験会にきてくれたり、仕事しながら練習したりできるようになりました。
興味があって体験会に参加して、やっぱり面白かったので飴細工師になる人や、いきなり「飴細工やりたいんですけど」ってくる人もいます。
次ページでは、実際に飴細工を作っている様子を紹介する。
1つの作品にかけられる時間は2、3分