「荷物を受け取り、渡すだけの簡単アルバイト」 それ、詐欺かも
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※写真はイメージ

今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
持ち主の代わりに、荷物を受け取るというアルバイト。
これによって詐欺にあったという事例が、東京都消費生活総合センターに複数報告されました。
東京都消費生活総合センターによると、とある女性はこのような形で詐欺にあったといいます。
ある20代の女性が、SNSに掲載されていた『荷物受取代行』の求人に応募した。
仕事の内容を確認すると、女性自身の自宅で本来の受取人の荷物を預かり、回収人にそれを渡すというもの。
アルバイトの担当者に会うと、アルバイト代を振り込むことを理由に身分証明書や銀行口座の情報の提示を求められ、それを撮影された。
その後、アルバイトが始まると女性の家にスマートフォンや健康食品、化粧品などさまざまな荷物が届いた。それを回収人に渡し、荷物の数に応じて報酬を受け取った。
しかし2か月後、女性宛てに代行で受け取っていた商品の請求書が届き、詐欺だったと発覚。アルバイトの担当者には連絡が取れなくなっており、被害総額は約100万円にも及んだ。
どうやらアルバイトに応募してきた人の身分証明書などを悪用し、その人の名義で多くの商品を注文。請求を逃れつつ商品を回収し、それを転売することで不正に利益を得るという仕組みのようです。
この詐欺は2016年にも見られ、事業者が逮捕され減少していましたが、2017年5月から再び拡大の兆しを見せているとのこと。
コンビニや郵便局でも荷物が受け取れる時代に、こんな代行のアルバイトが存在するというのは考えにくいことです。
このような詐欺に引っかからないよう、警戒をお願いします。
[文・構成/grape編集部]