小学校の先生が編み出した、素敵な授業 「自分の学校でもやってみたい」と絶賛
公開: 更新:
『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
grape [グレイプ] trend
公開: 更新:
『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
「この本を題材に、自由に絵を描きましょう!」
読んだ本のイメージを絵にする『読書感想画』。
学生時代に描いたことのある人や、我が子の宿題として取り組んだことのある人もいるでしょう。
そんな『読書感想画』を、珍しい形で実践した先生がいました。
全校生徒に呼びかけ 「一人ひとりが思う絵を」
舞台はアメリカのインディアナ州にあるシャロン小学校。
そこに勤務する美術の先生が、『美化プロジェクト』として行ったある授業が、SNS上で話題になりました。
「この本を読んで、あなたが思うイメージを、石に描いてみましょう」
先生が取り出したのは『ONLY ONE YOU』という本。読んで感銘を受け、今回のアイディアが浮かんだのだといいます。
『ONLY ONE YOU』あらすじ
ある日、両親の元を離れ、広い海を旅することになった魚のアドリ。さまざまな出会いの中で「自分という存在は世界でたった1人しかいないんだ」と気付く物語。
先生の言葉を受け、自由に色を塗っていった子どもたち。
全校生徒が手がけた、約750個もの『石』は、それぞれの手によって、個性豊かな『魚』になったのです。
授業は大成功!個性豊かな作品たちは、学校の入口付近に展示されました。
完成した様子がこちら。
緩やかな川を泳ぐ、色とりどりの魚たちがきれいですね。
そばに立てられた看板には、先生が授業を通して、子どもたちに1番伝えたかったメッセージがありました。
先生のアイディアに、称賛の声が寄せられました。
また、実際に参加した子どもの親から「子どもたちはとても興奮したといっていました」というコメントも。
さらに、他校の先生たちから「材料はどうやって調達したのか」などの質問が多く寄せられていて、教育現場としても関心度の高さがうかがえました。「自分の学校でもやってみたい」と考えた人が多かったのでしょうか。
『ONLY ONE YOU』という考えを大切に
いまはまだ小さな魚だけれど、いずれは一人ひとりが自分の足で、大海原へ踏み出さなくてはなりません。
彼らが思い描く未来はさまざまですが、想像よりもたくさんの喜びや苦しみに彩られることでしょう。
子どもたちは、人生のふとした瞬間に『ONLY ONE YOU』の言葉と共に、楽しく貴重な体験となった、1つの授業を思い出すのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]