「いまここに、お父さんがいるのは」 娘が呼んだ『結婚式の参列者』に涙
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『家族』『友人』『職場の仲間』
結婚式の参列者を決める基準は人それぞれですが、人生における重要な1日だからこそ、大切な人たちと幸せな時間を共有したいもの。
アメリカで行われたある結婚式で、花嫁が呼んだ『特別な参列者』。その様子がFacebookに投稿され、大きな話題を呼びました。
招待したのは 臓器移植ドナーの家族
家族写真の中央で、愛犬と娘の遺影を抱きしめ、笑顔を見せるキャリー・パミル・ウェルテンさん。
娘のメリッサさんは、2014年に自らの命を絶ってしまったといいます。
3年後、キャリーさんの元に届いた結婚式の招待状。それは彼女にとって重要なつながりを持つ、ある1組の家族からのものでした。
花嫁が『どうしても呼びたかった相手』
キャリーさんの右側でほほ笑む女性は、花嫁のキアサさんです。キャリーさんに対しある深い感謝を抱いていた彼女は、自身の結婚式に招待することにしました。
ABC Newsによると、キアサさんの父・トロイさんは3年前に肝臓をわずらい、末期の診断を受けていたのだそう。メリッサさんの臓器をもらい受けたことで、命を救われたといいます。
メリッサさんの臓器は、トロイさんを含む6人に寄贈されました。キャリーさんは「娘はいまもなお、どこかで6つの人生を歩んでいる」と語ります。
バージンロードを歩く姿に、涙
結婚式当日、バージンロードを歩くキアサさんの手には、メリッサさんの写真をしのばせたブーケがありました。
臓器移植がつなぐ命の重要性を伝えたかったキアサさんは、いまは亡きドナーのメリッサさんと共に、バージンロードを歩きたいと考えたのです。
※写真はイメージ
「バージンロードを歩く姿を見て、不思議と娘の姿が重なって見えた」というキャリーさん。かなうはずはないと思っていた瞬間を共有し、感動に胸が熱くなったそうです。
珍しくも素敵な『つながり』に、多くのコメントが寄せられました。
臓器を提供したドナーと、移植を受けて助かった命。深い縁で結ばれた2組の家族は、今後も思いやる気持ちを大切にし、親交を深めていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]