「その撮影方法どうなの?」迷惑撮影をアサヒカメラが告発
公開: 更新:
臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
写真を撮るなら「いい作品を撮りたい」という気持ちは、プロも初心者も変わりはありません。そのために構図を工夫するなど、自分の腕を磨く人もいます。
しかし、中にはそういった工夫ではなく、迷惑行為をして撮影する人がいるのも事実です。
『アサヒカメラ2017年8月号』では、本誌に寄せられた迷惑行為の目撃情報を元に、「風景・野鳥撮影のマナーを考える」と題して、富士山などの人気撮影地で起きている環境破壊とトラブルを告発。
自然や周囲への配慮を忘れない、撮影のあり方を特集します。
目を開かせるために投石
人気撮影地でいま何が起きているのか? 吉川明子
撮影場所にスピーカーを持ち込んで演歌を爆音で鳴らす。
撮影の邪魔だといって草木を平気でなぎ倒す。
フクロウの目を開かせようと石を投げつける。
モモンガの巣穴のある木をバットで叩く。
同じ写真を撮らせまいとして、サンコウチョウの営巣中の巣を勝手に撤去する…。
これらはすべて本誌に寄せられた、撮影愛好家の恥ずべき行為の目撃談です。「いい写真」を撮りたいのは人間の性。
しかし、こうしたマナー違反の一因には「いい写真」のとらえ方に問題があることが、今回の取材で浮かび上がってきました。
富士山など、国内の自然撮影の人気スポットでいま、何が起きているのか?
撮影愛好家が考えるべきマナーは?
こうした悪質な行為を防ぐ手立ては?
みなさんと一緒に共有したいと思って作った企画が「風景・野鳥撮影のマナーを考える」です。
『アサヒカメラ2017年8月号』では、ほかにも「自然・風景写真に必要なものは何か?」「あなたの風景写真はなぜ評価されないのか?」といったことを、いま高く評価されている人気写真家の作品とアドバイスで、その答えに迫ります。
耳を疑うようなマナー違反の撮影方法。いくら「いい写真」が撮れたとしても、そこに本来の美しさはありません。
いま一度、撮影する側のモラルを考えてみてはいかがでしょうか。
アサヒカメラ 2017年8月号
定価:900円
発売日:2017年7月20日
[文・構成/grape編集部]