スタバに置かれていた『折り紙』の意味 黒板に綴られたメッセージを読むと?
公開: 更新:
バターは焼いた後?先? 正しい塗り方に「ゾッとした」朝食の定番である、バタートースト。バターの濃厚なコクが染み込んだトーストは、何度食べても飽きないおいしさですよね。 筆者も朝ごはんは毎日といっていいほど、バタートーストを食べています。 そんなバタートーストですが、焼く前...
餅を食べる前に… 消防本部の呼びかけに「盲点でした」「気を付けます」山形県新庄市にある最上広域市町村圏事務組合消防本部(以下、消防本部)のInstagramアカウントは、『餅の食べ方』について、注意を呼び掛けしました。
終戦から72年を迎えた、2017年8月15日。
各地で戦没者を追悼する集会や催しが開かれる中、ひと際注目を集めたのが、長崎にある『スターバックス みらい長崎ココウォーク店』が掲げたメッセージボードでした。
メッセージの内容に共感の声
きっかけは、店舗を訪れたゆー(@neccoUK)さんが投稿したメッセージボードの写真。
皆さんが飲んでいるコーヒー、その豆のほとんどがアフリカや中東、ラテンアメリカなどの政情の不安定な地域から輸入をしています。
『おいしいな』と感じているそのコーヒーが内戦や紛争によって、来年から飲めなくなることもあるのです。
『ほっとする』『のんびり』『落ち着く』という言葉で表されるコーヒーは、実は世界から危険な地域からやってくることもあります。
戦争と平和というと、あまり身近に感じないかもしれませんが、いま飲んでいるコーヒーやフラペチーノが飲めなくなるかもしれないと思うと、平和について考える1つのきっかけになるのではないでしょうか。
今年長崎は戦後72年目の夏を迎えます。
あなたにとって『平和』とは何ですか。
平和について問いかける内容は多くの人の胸を打ち、「深い」「改めて平和について考えさせられた」と、大きな反響を呼びました。
メッセージに込められた想いを聞く
長崎地区のスターバックスでは、パートナー(スタッフ)が主体となり、終戦の日に合わせて千羽鶴を奉納する活動を行っていました。
そう語るのは、スターバックスコーヒージャパン広報部の担当者。
長崎地区のスターバックスは、元々地域とのつながりが強く、この千羽鶴以外にも、さまざまな活動や地球環境への負荷を軽減するための取り組みを行っているといいます。
みらい長崎ココウォーク店のパートナーが綴ったというこのメッセージも、お店に来る人に活動への参加を呼びかけるもので、7月7日から店内には折り紙が置かれていました。
出典:スターバックスコーヒージャパン
みらい長崎ココウォーク店を含む、長崎市内4店舗と長崎大村店、長崎空港店で実施された同活動。6〜7年ほど前から開始し、2016年は1万4千羽もの鶴が集まったそうです。
すでに折り紙の呼びかけは終了しているものの、メッセージボードは8月いっぱいまで店内に飾られる予定。
今回の反響の大きさについて、スターバックスはこう語っています。
この活動は店舗のある地域への感謝の気持ちを込めて、地域をより元気にするために店舗が自主的に行う活動です。
長崎は地元出身のパートナーが多く、地域への貢献として自発的にこの活動が生まれました。
地域の活動により、地域への感謝、平和への願いが多くの人に伝わり、嬉しく思います。
また、今回スターバックスのブラックボードを投稿したゆーさんによると、長崎のサッカーチーム『V・ファーレン長崎』も同様に平和への取り組みを行っているとのこと。
確かに、日本は終戦から72年を迎えてはいます。しかし、いまもなお世界のどこかで内戦や紛争が起こっているという現実を忘れてはいけません。
本当の平和とは一体どういうことなのでしょうか…。本来は、8月15日だけではなく、常に私たちが考えるべきべきことなのです。
[文・構成/grape編集部]