「押さないでよ!」「仕方ないだろ!」満員電車で小競り合い するとイカつい男性が? By - grape編集部 公開:2017-09-10 更新:2018-09-05 電車 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 東京都内を走る山手線。東京駅や品川駅、新宿駅や渋谷駅などを通る、日本でも有数の利用者を誇る路線です。 ※写真はイメージ 休日ともなれば、車内は常に満員。平日でも、朝夕のラッシュ時はすし詰め状態です。 そんな山手線を日常的に利用している『ある女性』。 ある平日朝のラッシュ時、電車に乗っていると、ちょっと不似合いな男性がいることに気付きます。 ※写真はイメージ 電車に乗っているのは会社に向かうサラリーマンばかり。しかし、この男性はラッパーのような服装で、会社勤めをする人には見えません。 そして、何よりも、そのイカつい体型。190cm近い身長に、100kgはあろうかという大柄な男性は、とても目立つ存在でした。 周囲の人も、このイカつい男性に遠慮しているのでしょうか。満員電車でありながら、この男性の近くだけ少し隙間があるような気さえします。 ヘタに近づいてトラブルにでもなったら大変だろうな。 女性がそんなことを、ぼんやりと考えていると電車は次の駅に到着。満員状態だった車内に、さらに多くの乗客が乗り込んできます。 次に電車が動き出した時、女性の左横にはイカつい男性。その前には20代のサラリーマンが立っており、さらにその前には50代ぐらいの女性が立っていました。 右手につり革を持つ20代サラリーマンは、立ち位置が悪いのか、不快そうに身体を動かしています。 ※写真はイメージ それでも、自身のポジションが気に入らないのでしょう。 20代サラリーマンは、右ヒジで前にいる50代女性の背中をぐりぐりと押し始めたのです。 「何よ!」 「押さないでよ!!」 50代女性の声が車内に響きます。 しかし、20代サラリーマンも気が強いのか、一歩も引きません。 「混んでるんだから仕方ないだろ!」 強い口調でいい返します。 確かに、車内は身体を動かすのも困難なほど混雑していました。 ※写真はイメージ しかし、女性の目には20代サラリーマンが、わざとヒジで50代女性を押しているように見えたといいます。 「近くでもめごとが起こるのはイヤだな」と思いながら、2人の小競り合いを見ていた女性。何より気がかりだったのは「イカつい男性が参戦したら大変なことになりそう」ということでした。 すると、女性の悪い予感が的中してしまったのでしょうか。イカつい男性が、突然、20代サラリーマンの右手をつかみます。 そして…。 「お母さん(50代女性)が痛がってるから」 「ヒジはこっちに向けたら、どう?」 「それなら当たらないよ」 さとすような口調で、優しく語りかけたイカつい男性。 20代男性も、自分よりもイカつい男性にこういわれ、「すみません」と、素直に迷惑行為を止めました。 一部始終を見ていた女性はこう語ります。 「オラァ!何やってんだよ!」って怒鳴りそうなタイプに見えたので、少し意外でした。 イカつい男性、20代サラリーマン、50代女性…3人の中で、一番冷静で、一番優しいのがあの大柄な人だったというのは驚きです。 当たり前ですけど、人は見かけによりませんね。 満員電車に乗っていると、少しでも自分のスペースを確保したいと思うものです。 だからといって、誰かが自分のためだけにスペースを確保しようとすると、押し出された誰かがとても不快な想いをしてしまうでしょう。 満員電車という過酷な状況下だからこそ、周囲の人を気遣う姿勢を見せた、イカつい男性から学ぶべきところは多いように思えます。 [文・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 Share Post LINE はてな コメント
東京都内を走る山手線。東京駅や品川駅、新宿駅や渋谷駅などを通る、日本でも有数の利用者を誇る路線です。
※写真はイメージ
休日ともなれば、車内は常に満員。平日でも、朝夕のラッシュ時はすし詰め状態です。
そんな山手線を日常的に利用している『ある女性』。
ある平日朝のラッシュ時、電車に乗っていると、ちょっと不似合いな男性がいることに気付きます。
※写真はイメージ
電車に乗っているのは会社に向かうサラリーマンばかり。しかし、この男性はラッパーのような服装で、会社勤めをする人には見えません。
そして、何よりも、そのイカつい体型。190cm近い身長に、100kgはあろうかという大柄な男性は、とても目立つ存在でした。
周囲の人も、このイカつい男性に遠慮しているのでしょうか。満員電車でありながら、この男性の近くだけ少し隙間があるような気さえします。
ヘタに近づいてトラブルにでもなったら大変だろうな。
女性がそんなことを、ぼんやりと考えていると電車は次の駅に到着。満員状態だった車内に、さらに多くの乗客が乗り込んできます。
次に電車が動き出した時、女性の左横にはイカつい男性。その前には20代のサラリーマンが立っており、さらにその前には50代ぐらいの女性が立っていました。
右手につり革を持つ20代サラリーマンは、立ち位置が悪いのか、不快そうに身体を動かしています。
※写真はイメージ
それでも、自身のポジションが気に入らないのでしょう。
20代サラリーマンは、右ヒジで前にいる50代女性の背中をぐりぐりと押し始めたのです。
「何よ!」
「押さないでよ!!」
50代女性の声が車内に響きます。
しかし、20代サラリーマンも気が強いのか、一歩も引きません。
「混んでるんだから仕方ないだろ!」
強い口調でいい返します。
確かに、車内は身体を動かすのも困難なほど混雑していました。
※写真はイメージ
しかし、女性の目には20代サラリーマンが、わざとヒジで50代女性を押しているように見えたといいます。
「近くでもめごとが起こるのはイヤだな」と思いながら、2人の小競り合いを見ていた女性。何より気がかりだったのは「イカつい男性が参戦したら大変なことになりそう」ということでした。
すると、女性の悪い予感が的中してしまったのでしょうか。イカつい男性が、突然、20代サラリーマンの右手をつかみます。
そして…。
「お母さん(50代女性)が痛がってるから」
「ヒジはこっちに向けたら、どう?」
「それなら当たらないよ」
さとすような口調で、優しく語りかけたイカつい男性。
20代男性も、自分よりもイカつい男性にこういわれ、「すみません」と、素直に迷惑行為を止めました。
一部始終を見ていた女性はこう語ります。
「オラァ!何やってんだよ!」って怒鳴りそうなタイプに見えたので、少し意外でした。
イカつい男性、20代サラリーマン、50代女性…3人の中で、一番冷静で、一番優しいのがあの大柄な人だったというのは驚きです。
当たり前ですけど、人は見かけによりませんね。
満員電車に乗っていると、少しでも自分のスペースを確保したいと思うものです。
だからといって、誰かが自分のためだけにスペースを確保しようとすると、押し出された誰かがとても不快な想いをしてしまうでしょう。
満員電車という過酷な状況下だからこそ、周囲の人を気遣う姿勢を見せた、イカつい男性から学ぶべきところは多いように思えます。
[文・構成/grape編集部]