大きな感動を呼んでいる1枚の結婚写真 その背景にある物語に涙があふれる
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「ご祝儀3万は高すぎ!」 結婚式の謎マナーに「嫌なら欠席すれば」「見直すべき」「結婚式のご祝儀は3万」という謎のマナー。時代に見合わない金額が議論になっています。

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アメリカのテキサス州に暮らす、シェリーさんとクリスさん。2人は2017年9月2日に挙げる結婚式のため、6か月前から着々と準備を進めていました。
式を挙げる教会も決まり、レセプション会場やウエディングケーキなどすべての準備が整い、後は当日を待つばかり。そんな時、予期せぬ悲劇が起こります。
2人が住む町が、ハリケーン『ハービー』の上陸による洪水の被害に遭ってしまったのです。
挙式するはずだった教会の中は数フィートも浸水。式を執り行うはずだった牧師のホルヘさんの家も、全壊してしまいました。
結婚式の直前にすべてがなくなってしまい…
笑顔で迎えるはずだった結婚式を数日後に控えながら、すべての計画が台無しになってしまったシェリーさんとクリスさん。このような状況下では、結婚式は延期せざるを得ないでしょう。
しかし2人の決断は違いました。
ハリケーン『ハービー』の爪痕が残る町で撮影された、ウェディング写真。
この特別な1枚の写真には、シェリーさんとクリスさんだけではなく、家を失いながら2人の幸せを願うホルヘ牧師。さらに、全力を尽くしたイヴリンさんやカメラマンの人たちなど、突然起きた悲劇に立ち向かおうとする人たち全員の力強い思いが込められているような気がします。
ハリケーンの被害に遭った地域の復興はまだまだこれからです。シェリーさんとクリスさん、そして被災したすべての人たちの生活が1日も早く元通りになりますように。
[文・構成/grape編集部]