「配達員からの切実なお願いです」 利用者への呼びかけに、同業者から「分かる」
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最近、配達員の仕事を始めたという、下(@shimosan0410)さん。仕事をするうえで『気になったこと』について、自身のTwitterに投稿しました。
つづられていたのは、利用者への切実な『お願い』でした。
「マンション名は省略してないでください」
配達員からの切実な『お願い』
下さんは、投稿でこのようにつづりました。
「どうせ届くし」と思ってアパートの建物名を書かないでおくと、配達員が走りまわらないといけない。
例えば、『渋谷区1-1-105』の場合、1-1という住所内に105の部屋がある建物が5件あったりする。
どうすると思う?
そう、1軒1軒走りまわって、表札の名前で探さないといけない。
しかも最近は、表札に名前を書かない人も多いから、分からない場合は伝票に書かれた番号に電話したり、管理室に問い合わせてみたりしなくてはならない。
いつも同じ配達員というわけではないから、家を覚えることも難しいんです。
住所を書く際にマンション名を省略してしまうことで、配達員はどのマンションなのか分からなくなってしまいます。
住宅街の場合、同じ部屋番号が近隣にいくつも存在するためです。
住所は省略しないでください。
表札に名前を書いてください。
宅配ボックスはこまめにチェックして。空きを作っておけるように心がけてください。
利用者に向け、そういった『お願い』をつづった下さん。続いて、表札についてこのように述べました。
いろいろな理由から、表札を出したくないという人がいるのは分かります。僕も、その中の1人です。
もちろん強要するわけではありません。ただ1つご理解いただきたいのは、表札がないことによって、以下のようなことが起きてしまうということです。
・部屋が分からず、不在票も入れられないこと。
・間違えて、ほかのマンションのインターホンを鳴らしてしまうこと。
もしこんなことがあっても、怒らず対処していただければと思います。
すべての配達員が、完璧な地図を脳内に持っているわけではありません。 ベテランもいれば、新米の配達員もいらっしゃいます。
今後とも、配達員の皆さんをよろしくお願い致します!
下さんによると、「マンション名が書かれているのは10人中2人いればいいほう」なのだそうです。いかに、住所を省略している人が多いか分かります。
寄せられたコメントによると、郵便配達員やデリバリー配達員も、同じように苦労しているそうです。特にデリバリーは、商品が温かいうちに届けなければならないため、頭を抱えているのだとか。
この呼びかけに対し、利用者からは「知りませんでした!」「今後は気をつけます」といった声が寄せられています。
自宅の住所が長い場合、少しでも省略して書きたいという気持ちは分かります。ですが、ちょっとした省略によって配達員が苦労したり、郵送事故が起きたりするのは考えものです。
思いやりと感謝の気持ちを持って、配達をお願いしたいですね!
※記事内の写真はすべてイメージ
[文・構成/grape編集部]