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ETCの悪用が相次ぐ 「必要な人に迷惑がかかる」「厳罰でもいいんじゃない」

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

高速道路の料金を自動で引き落としてくれるETC。

料金所で停止することなく通過することができるので、車に搭載しておくととても便利です。

さらに「身体障がい者が車を運転する場合」や「重度の身体障がい者、知的障がい者が同乗する場合」は、ETCの料金が割引される制度もあります。

このETCの割引制度を不正に使って、正規料金の支払いを免れようとするドライバーが相次いでいるようです。

130万円以上を踏み倒し

産経ニュースによると、2018年4月末までの1年間で約20人の不正が確認されているとのこと。

阪神高速道路会社(大阪市)が今年4月末までの1年間で約20人の不正を確認した。兵庫県警は2月、同社の情報をもとに過去5年で130万円以上を“踏み倒した”とされる男を逮捕した。

産経ニュース ーより引用

逮捕された男性が行った不正は、身体障がい者の妻が登録したETCカードと車載器をほかの車に入れ替えて使うという単純なものでした。

男の妻は身体障害者で、10年ほど前に妻名義で高速道路料金の割引制度の適用を福祉事務所に申請。割引を受けるのに必要なETC車載器とカードを登録した。

産経ニュース ーより引用

男は制度を悪用しようと、仕事で使うレッカー車に車載器を移設。登録したETCカードで過去5年間、阪神高速道路を2400回以上も不正通行した。不正に免れた正規料金は約130万円以上にのぼった。

産経ニュース ーより引用

不正をしたとみられるほかの約20人も同様の手口を使用。現在調査が行われています。

NPO法人『兵庫障害者センター』の井上義治事務局長は、産経ニュースのインタビューにこのように答えています。

ETC割引制度は高速料金が半額になるとはいえ、障害者を抱える家庭の負担を考えれば支援額としては不十分。それなのに一部の人が制度を悪用すれば、制度自体の存続が危うくなるだけでなく、障害者への支援全体に対し厳しい目が向けられることになる。一刻も早く根絶しなければならない。

産経ニュース ーより引用

ETCの不正利用について、ネット上では怒りの声が上がっています。

・制度が見直されると、不便になるのは障がい者の人たち。不正利用者には、厳罰を与えてもいいのでは。

・身勝手な連中が悪用するから、本当に必要な人が迷惑を受ける。しわ寄せが来るとか勘弁してほしい。

・障がいがあるため、遠方に通院することがあります。なくなってしまったら、本当に困ります。

一部の人が不正に利用することで、本当に必要な人たちが制度を受けられなくなってしまう可能性があります。

身体障がい者の人たちがしわ寄せを受けないで済む対策を、いち早く取り入れることが望まれています。


[文・構成/grape編集部]

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出典
産経ニュース

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