妻を亡くし、ガーデニングを始めた男性 彼の元にやって来たのは?
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
愛する人を失うことは何よりもつらいことです。しかし人はあらゆる方法でその悲しみを乗り越えていきます。
海外の画像共有サイト『Imgur』ユーザーのwebmaster3000さんという男性が、エピソードを投稿。
彼は約7年間連れ添った最愛の妻を亡くしました。妻は長い間、昏睡状態だったということです。
悲しみに暮れる男性は、あることを思い付きます。それは自宅の敷地内に美しい庭を作ること。
男性の妻が生前に「いつかあなたと一緒に素晴らしい庭園を作りたい」と話していたからです。
「願いをか叶えられなかった妻のために自分が庭を作ろう」
そう決めた男性ですがガーデニングは未経験で、知識もありません。彼は庭づくりの知識を学ぼうと何時間もインターネットで情報を検索します。
出典:webmaster3000
出典:webmaster3000
男性は必要な道具を買いそろえ、花を植える場所や石を置く位置など、庭園のデザインを考え始めました。
しかし、いざ始めてみるとガーデニングは予想以上に難しく、なかなか思うようにいかなかったのです。
ガーデニングの難しさを知った男性に救いの手が
慣れない作業に1人で奮闘していた男性。ところがしばらくすると、近所の人や通りがかりの人たちが彼の庭に気付き、進行状態を気にし始めます。
中にはプロの庭師や造園家もいて、その人たちからアドバイスをもらえるようになります。おかげで男性の庭は少しずつデザインが見えてきました。
出典:webmaster3000
出典:webmaster3000
出典:webmaster3000
そしてある男性との出会いが、庭づくりに大きな変化をもたらすことになります。家の前を通りかかり、思わず立ち寄ってしまったというその男性は、「私の家にある植物をあなたに差し上げたい」と申し出たのです。
実はその男性は植物園の管理者をしていた息子を亡くしたばかりで、息子が育てていた植物を処分しようと考えていたのだそう。事情を知り、喜んで男性の申し出を受けることにします。
翌朝、投稿者さんが庭へ出ると、そこにはいままでなかった見事なサボテンが!前日の男性が夜中のうちにやって来て植えていったものでした。
出典:webmaster3000
この日以来、投稿者さんはその男性のことを『植物の妖精』と呼び始めます。その後も『植物の妖精』は夜中にやってきては、庭にさまざまな植物を植えていってくれたということです。
出典:webmaster3000
多くの親切な人たちのサポートを得て、だんだんと形になってきている投稿者さんの庭。完成するまでにはまだ時間がかかりそうですが、確実に理想の庭園に近付いているようです。
そして何よりよかったのは、ガーデニングを始めたことで悲しみが癒されたということです。天国の妻もそんな彼の姿を見て喜んでいるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]