無痛分娩は『愛情』が湧かない? 経験者の本音に反響続々
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愛する我が子のため、長時間の痛みに耐えなければならない出産は、母親にとって命をかけた大仕事。
しかし、最近では出産時の痛みを和らげてくれる『無痛分娩』を選択する人も増えてきているといいます。
2018年6月に第一子を出産したまめきち(@mamekichi0625)さんも、無痛分娩を選択した1人。しかし、最初は自然分娩を予定していたといいます。
なぜ最終的に無痛分娩を選んだのか…また、無痛分娩に対する周囲の反応など、まめきちさんは漫画にしてTwitterに投稿。
『話には聞いたことがある』程度だった無痛分娩のリアルが描かれた漫画は、大きな反響を呼びました。
『とても痛いこと』を経験したことがない投稿者
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大きな病気や事故を経験しない限り、相当な痛みを経験することはありません。
そのため、痛みを伴う出産に少しの不安を感じつつも、費用などの面から自然分娩を選択するつもりだった投稿者さん。
また、実の母親からの「みんなお産の痛みに耐えられたのだから、あなたも大丈夫」というひと言も投稿者さんにとってはプレッシャーになっていたのかもしれません。
そして、いざ迎えたお産の時。想像を絶するような痛みが投稿者さんを襲います。
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想像していた100倍もの痛みに「このままだと、出産がただのつらい記憶になりそう」だと危機感を抱いた投稿者さんは、すぐにナースコールを押して先生の助けを求めました。
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幸いにも、投稿者さんが利用した病院では、途中からでも無痛分娩に切り替え可能でした。
そして麻酔を入れてから10分後、痛みが引いていくのを実感した投稿者さんは、無事に元気な男の子を出産!
しかし、「みんなができたことを、私はできなかった」という思いが心の隅っこに引っかかっていました。
涙ながらに、夫に苦しい胸の内を明かした投稿者さん。すると、夫からはこんな言葉が返ってきたのでした。
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「きみも赤ちゃんも元気なんだから120点だよ!!」
「産む瞬間は痛くなくても、きみは10か月間も頑張った。僕にはできないことで、すごい立派だよ。こんな素晴らしい日に、ごめんなんていわないで」
今回の経験を通し、無痛分娩と自然分娩のどちらにするかで迷っている人に向けて、「途中で無痛分娩に切り替えられるかを、事前に確認しておいてもいいかもしれない」とアドバイスを送っている投稿者さん。
そして、男性に対してはこうも伝えています。
「パートナーが無痛分娩を希望したら『出産時の痛みがあるから、愛情が湧く』などと的外れなアドバイズはせずに、快く受け入れてほしい」
これは、決して男性に限らず、女性に対してもいえること。「痛みに耐えて産むべき」といった考えは、いまだ男女ともに根強く残っている印象です。
日本は、諸外国に比べて無痛分娩を選択する割合が低いともいわれています。
「みんな自然分娩を選んでいる」「お腹を痛めて産んで一人前」といったイメージが、無痛分娩という選択肢を遠ざけてしまっているのかもしれません。
痛いものは仕方がありません。だからこそ、母親の負担を軽減してあげるのは大切なことです。
いま以上に、無痛分娩への理解や正しい知識が広がるといいですね。
[文・構成/grape編集部]