笛を吹くとやってくる!? タクシー会社が考えた新しいタクシーの呼び出し方が話題に
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ニッポン放送で「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターなどを務め、現在はBayFMでITコメンテーターとしても出演中の土屋夏彦が、最近のIT・科学・経済のニュースを独自の目線で切り取ります。
もう手をあげる必要なし!笛を吹くだけでタクシー参上!?
普通タクシーは、電話をしたり道路で手を上げて停車してもらいます。
しかし最近では、NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』でも有名になったマグマ大使を呼ぶ『魔法の笛』のように、ピューと吹いてタクシーを呼ぶことができる夢のサービスが話題になっています。
横浜を中心に神奈川・東京・埼玉エリアでタクシーサービスを実施する三和交通は、そんないままでに無いタクシーの呼び方を実現するために、現在クラウドファンディングサイトの『Makuake(マクアケ)』にて、子どもやお年寄にも簡単に使える『タクシーホイッスル(TAXI WHISTLE)』プロジェクトを展開中です。
『Makuake』のウェブサイトによると、タクシーを呼びたい時に『タクシーホイッスル』をピューと吹く(またはホイッスルに付いているボタンを長押しする)と、タクシードライバーに自分の位置情報が伝わり、自分の居るところにタクシーを呼び出すことができるのだそうです。
いままでのようにタクシーを呼ぶのに電話をかけて場所を説明したり、スマホを取り出してアプリを起動したりという必要がないので、女性が夜道で不安を感じた時でも、荷物を抱えたお年寄りや子どもでも、簡単にタクシーを呼べるようになります。
しくみは簡単です。『タクシーホイッスル』を吹くと、Bluetoothでペアリング接続させた手持ちのスマートフォン経由で、ユーザーの位置情報をサーバーに送信。
その情報をもとに、三和交通にある配車システムが駆けつけられるタクシーを自動で選び、配車するようになっているそうです。スマートフォンはiPhone、Androidの双方に対応する予定です。
『タクシーホイッスル』が使えるエリアは、現時点では三和交通グループの営業エリアとなっていて、横浜エリアでは港北区や都筑区など8地区、東京エリアは都下を中心に八王子市・府中市・国分寺市など10地区、埼玉エリアでは和光市、朝霞市など9地区を予定しています。
『Makuake』のウェブサイトにあるQ&Aには、このような記述があります。
これは待っている人にもタクシー会社にとってもよい手段ではないでしょうか。
なかなかタクシーが来ない時には笛を吹くだけでよく、タクシー側にとっては「タクシーを待っている人がそこにいる」ということがはっきりわかるわけですからね。
すでにクラウドファンディングサイトの『Makuake』では、目標の50万円を達成しているため、2019年1月に一般販売が開始される見込みです。
来年はもしかすると道で『ピュー』っと吹いている人を見かけることが、あるかもしれませんね。
[文・構成 土屋夏彦]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。