四つん這いでタスキをつないだ女子駅伝 武井壮「よくない」とバッサリ By - grape編集部 公開:2018-10-24 更新:2018-10-24 武井壮 Share Post LINE はてな コメント 2018年10月21日に開催された、全日本実業団対抗女子駅伝競走大会の予選会(以下、プリンセス駅伝)で、岩谷産業の選手がゴール直前で負傷するというハプニングが起きました。 負傷後、負傷した選手は四つん這いでゴールを目指し、次の走者までタスキをつないだものの、その様子が物議を醸しています。 なぜレースは続行されたのか 負傷した選手は走行中に大きく転倒。この時、『けい骨』というスネの骨が折れていました。 岩谷産業の広瀬永和監督は選手の負傷を知りすぐに棄権を申し出たものの、コース上にいた運営側に、うまく伝達できなかったといいます。 結局、棄権の連絡が運営側に伝わったのは、負傷した選手が残り約15mに差し掛かっていた時。選手が動きを止めなかったため、審判もそのまま見守ってしまったといいます。 この一件に対して、はってでもタスキをつないだ選手に称賛の声が上がる一方、「なぜ棄権させない?」「根性論の極みを見せられた気がしてゾッとした」と批判の声も目立つなど、世間の反応は真っ二つ。 ※写真はイメージ 各メディアでも大きくとりあげられ、物議を醸しています。 『いい話』?それとも… 10月22日に放送されたワイドショー『バラいろダンディ』(TOKYO MX)でも、プリンセス駅伝でのハプニングを特集。 「チームの監督は選手の健康だったりとか、その後の競技のことを考えて1つのレースよりも重要なものがあるとして止めているから正しい判断をしたと思う」 バラいろダンディ ーより引用 番組中、そう語っていたのは、この日の放送に出演していたタレントの武井壮さん。また、武井さんは、最後まで負傷した選手を見守っていた審判側の心情にも理解を示しています。 「伝達が遅れて、残り15m。目の前にラインがあるところで審判さんが『このまま行かせてあげたい』っていう気持ちがあったっていう心情は分かる」 バラいろダンディ ーより引用 しかし、世間から上がっている、負傷後もタスキをつないだ選手を称賛する声に対しては「美談かといえば、美談ではないと思う」ときっぱり。その理由をこのように説明しています。 「疲労骨折とかそういったことでコンディションを作ってこれなかった。本当は、そのままゴールまで行けることが美しいこと。これを『いい話』っていうのはよくないこと」 バラいろダンディ ーより引用 最後に、「健康や気持ちなど、いろいろなものが混ざっているから、1つの答えはいいづらい」としつつも、「選手を守るため、1つの明確なルールを設けることも大切」と語った武井さん。 自身も元陸上競技選手として活躍し、選手や審判の心情も理解しているからこその答えなのでしょう。 放送終了後には、武井さんの意見に対して視聴者からもさまざまな反応が寄せられました。 ・武井さんのいう通り、選手や審判の心情面から見れば『いい話』なのかもしれないけど、競技会全体で見たら明確なルールは必要だよね。 ・「何がよくて、何が悪い」と簡単に語れるものではないと感じた。 ・ブラック部活とか騒がれている世の中だし、早くちゃんとした規則を作ってほしい。 ・むしろ、いままで選手を守るルールがなかったことに驚き。 タスキをつなぐ駅伝のルール上、ほかの選手のことを考えて、自分の健康よりもチームの成績を優先してしまう選手もいることでしょう。 そうした個人の心情まで否定はできませんが、選手の健康は今後の競技人生を左右する大切な問題です。 今後もさまざまな視点から議論が交わされることで、選手にとってよりよいルール作りが求められます。 [文・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 出典 バラいろダンディ Share Post LINE はてな コメント
2018年10月21日に開催された、全日本実業団対抗女子駅伝競走大会の予選会(以下、プリンセス駅伝)で、岩谷産業の選手がゴール直前で負傷するというハプニングが起きました。
負傷後、負傷した選手は四つん這いでゴールを目指し、次の走者までタスキをつないだものの、その様子が物議を醸しています。
なぜレースは続行されたのか
負傷した選手は走行中に大きく転倒。この時、『けい骨』というスネの骨が折れていました。
岩谷産業の広瀬永和監督は選手の負傷を知りすぐに棄権を申し出たものの、コース上にいた運営側に、うまく伝達できなかったといいます。
結局、棄権の連絡が運営側に伝わったのは、負傷した選手が残り約15mに差し掛かっていた時。選手が動きを止めなかったため、審判もそのまま見守ってしまったといいます。
この一件に対して、はってでもタスキをつないだ選手に称賛の声が上がる一方、「なぜ棄権させない?」「根性論の極みを見せられた気がしてゾッとした」と批判の声も目立つなど、世間の反応は真っ二つ。
※写真はイメージ
各メディアでも大きくとりあげられ、物議を醸しています。
『いい話』?それとも…
10月22日に放送されたワイドショー『バラいろダンディ』(TOKYO MX)でも、プリンセス駅伝でのハプニングを特集。
番組中、そう語っていたのは、この日の放送に出演していたタレントの武井壮さん。また、武井さんは、最後まで負傷した選手を見守っていた審判側の心情にも理解を示しています。
しかし、世間から上がっている、負傷後もタスキをつないだ選手を称賛する声に対しては「美談かといえば、美談ではないと思う」ときっぱり。その理由をこのように説明しています。
最後に、「健康や気持ちなど、いろいろなものが混ざっているから、1つの答えはいいづらい」としつつも、「選手を守るため、1つの明確なルールを設けることも大切」と語った武井さん。
自身も元陸上競技選手として活躍し、選手や審判の心情も理解しているからこその答えなのでしょう。
放送終了後には、武井さんの意見に対して視聴者からもさまざまな反応が寄せられました。
・武井さんのいう通り、選手や審判の心情面から見れば『いい話』なのかもしれないけど、競技会全体で見たら明確なルールは必要だよね。
・「何がよくて、何が悪い」と簡単に語れるものではないと感じた。
・ブラック部活とか騒がれている世の中だし、早くちゃんとした規則を作ってほしい。
・むしろ、いままで選手を守るルールがなかったことに驚き。
タスキをつなぐ駅伝のルール上、ほかの選手のことを考えて、自分の健康よりもチームの成績を優先してしまう選手もいることでしょう。
そうした個人の心情まで否定はできませんが、選手の健康は今後の競技人生を左右する大切な問題です。
今後もさまざまな視点から議論が交わされることで、選手にとってよりよいルール作りが求められます。
[文・構成/grape編集部]