流行語大賞の授賞式を辞退した理由に「人間の鑑だ!」 スーパーボランティアの言葉が話題に
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- 出典
- とくダネ!
2018年12月3日、ユーキャンが主催する毎年恒例の『流行語大賞』が発表されました。
栄えある年間大賞は、平昌オリンピックでで銅メダルに輝いた、カーリング女子日本代表『LS北見』の掛け声『そだねー』に決定。
ほかにはトップテンとして『(大迫)半端ないって』や『おっさんずラブ』『#MeToo』『ボーっと生きてんじゃねーよ!』などが選ばれました。
そして、トップテンの中には『スーパーボランティア』の言葉もありました。
授賞式を辞退した『スーパーボランティア』の言葉に、称賛の声相次ぐ
『スーパーボランティア』とは、同年8月に山口県で行方不明になった2歳男児を発見し、注目を集めたボランティア活動家の尾畠春夫さんを指す言葉です。
尾畠さんは、ほかにも新潟県中越地震や東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨など、さまざまな被災地でボランティア活動を行ってきました。
しかし、今回の授賞式を尾畠さんは辞退…同月4日に放送された情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)で、その理由について語ったインタビューが放送されました。
カメラに向かって、穏やかな表情でそうコメントした尾畠さん。
「自分は『スーパーボランティア』ではなく、いちボランティア」「これを機に、ボランティアが1人でも増えると嬉しい」というと、いつものようにゴミ拾いを行いました。
ちなみに同年11月7日、尾畠さんは同番組の取材で「流行語大賞を受賞したら、授賞式には行きますか?」と質問され、このように返していました。
豪快に笑いながら、ハッキリとそういった尾畠さん。授賞式を辞退するのは、以前から心に決めていたようです。
『スーパーボランティア』の姿に、心打たれる人が続出
尾畠さんが授賞式を辞退した理由が明らかになると、ネット上では多くの称賛の声が上がりました。
・本当に素敵な人だ。こんな人間になりたい。
・「当たり前のことをしただけ」といい切れるのがすごい。人間の鑑だ…。
・本人は否定しても、やっぱりこの人は『スーパーボランティア』だよ。
・匿名での慈愛が、チャリティーやボランティアの基本精神だと思う。
名誉や称賛を欲さない尾畠さんからすると、こういった数多の称賛の声を受けても『いちボランティア』なのでしょう。
尾畠さんの唯一の願いが叶い、その姿に感銘を受けた人が優しい心を持ち、ボランティアを始めるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]