野口健が苦言 救助要請した男性が自力で下山のニュースに持論
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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25歳の時にエベレストの登頂に成功し、当時の7大陸最高峰世界最年少登頂記録を樹立した、日本人登山家の野口健さん。
2019年5月22日、自身のTwitterで登山者のマナー低下に苦言を呈し、共感を呼んでいます。
野口健「呆れ果てる」
富士山を登っていた20代男性が富士吉田署に救助を要請しながら、捜索中に自力で下山し、そのまま自宅に戻ったニュースを読んだ野口さんは、Twitter上で怒りをあらわに。
救助隊が出動したものの、自力で下山した登山者の例は過去にもあります。野口さんが問題視したのは、救助を要請した登山者が自力で下山後、自宅に戻るまで救助隊に連絡を入れなかった点にあるといえます。
野口さんはTwitterに、今回の一件への憤りをこうつづりました。
続いて、救助隊がどれほど命をかけて救助に向かっているかを説明しています。
今回、救助要請をした男性の命が無事だったことは何よりです。
しかし、男性が下山したことを知らずに捜索活動を続けていた救助隊の立場を考えると、「なぜ男性は連絡を入れなかったのだろうか」と疑問を抱かずにはいられません。
野口さんの、救助要請の有料化を求める投稿は拡散され、共感の声が多数寄せられています。
・富士山は、安易に多くの人が上りすぎ。有料化賛成です。
・命をかけて救助に向かった人たちを思うと許せない。
・実際に救助に向かう人たちは、不満や愚痴があっても決していわない。野口さんのように影響力のある人がいってくれて助かる。
自身が命の危険を感じたならば、救助要請を出すことは必要です。しかし、救助隊もまた命をかけて山に登っていることを忘れてはなりません。
山の怖さも素晴らしさも知る野口さんの意見をきっかけに、登山を愛する人たち一人ひとりの意識が変わることが望まれます。
[文・構成/grape編集部]