野口健が苦言 救助要請した男性が自力で下山のニュースに持論 By - grape編集部 公開:2019-05-22 更新:2019-05-22 救助登山 Share Post LINE はてな コメント 25歳の時にエベレストの登頂に成功し、当時の7大陸最高峰世界最年少登頂記録を樹立した、日本人登山家の野口健さん。 2019年5月22日、自身のTwitterで登山者のマナー低下に苦言を呈し、共感を呼んでいます。 野口健「呆れ果てる」 富士山を登っていた20代男性が富士吉田署に救助を要請しながら、捜索中に自力で下山し、そのまま自宅に戻ったニュースを読んだ野口さんは、Twitter上で怒りをあらわに。 救助隊が出動したものの、自力で下山した登山者の例は過去にもあります。野口さんが問題視したのは、救助を要請した登山者が自力で下山後、自宅に戻るまで救助隊に連絡を入れなかった点にあるといえます。 野口さんはTwitterに、今回の一件への憤りをこうつづりました。 これはとんでもない話だ!救助要請しながら、自力で下山しそのまま帰宅していたとは。そもそもアイゼンも持たずに何を考えているのか。というか救助要請しておきながら…こういう無神経な人がいる事に呆れ果てる💢罰金を取る手段はないが、ペナルティーは必要!!! https://t.co/cWUc1u4TXd— 野口健(山屋) (@kennoguchi0821) May 21, 2019 続いて、救助隊がどれほど命をかけて救助に向かっているかを説明しています。 極めて悪質!名前の公開ぐらいしてもいいだろうに。救助隊員は命がけで救助に向かう。2次遭難のリスクを背負いながらも一分一秒早く見つけてあげたいと必死になって捜索活動をする。この男はそんな事も想像できないのか。近年、あまりに安易に救助要請をだす登山者が増えている。有料化を検討すべき。 https://t.co/mF0c4boMHa— 野口健(山屋) (@kennoguchi0821) May 22, 2019 今回、救助要請をした男性の命が無事だったことは何よりです。 しかし、男性が下山したことを知らずに捜索活動を続けていた救助隊の立場を考えると、「なぜ男性は連絡を入れなかったのだろうか」と疑問を抱かずにはいられません。 野口さんの、救助要請の有料化を求める投稿は拡散され、共感の声が多数寄せられています。 ・富士山は、安易に多くの人が上りすぎ。有料化賛成です。 ・命をかけて救助に向かった人たちを思うと許せない。 ・実際に救助に向かう人たちは、不満や愚痴があっても決していわない。野口さんのように影響力のある人がいってくれて助かる。 自身が命の危険を感じたならば、救助要請を出すことは必要です。しかし、救助隊もまた命をかけて山に登っていることを忘れてはなりません。 山の怖さも素晴らしさも知る野口さんの意見をきっかけに、登山を愛する人たち一人ひとりの意識が変わることが望まれます。 [文・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 出典 @kennoguchi0821 Share Post LINE はてな コメント
25歳の時にエベレストの登頂に成功し、当時の7大陸最高峰世界最年少登頂記録を樹立した、日本人登山家の野口健さん。
2019年5月22日、自身のTwitterで登山者のマナー低下に苦言を呈し、共感を呼んでいます。
野口健「呆れ果てる」
富士山を登っていた20代男性が富士吉田署に救助を要請しながら、捜索中に自力で下山し、そのまま自宅に戻ったニュースを読んだ野口さんは、Twitter上で怒りをあらわに。
救助隊が出動したものの、自力で下山した登山者の例は過去にもあります。野口さんが問題視したのは、救助を要請した登山者が自力で下山後、自宅に戻るまで救助隊に連絡を入れなかった点にあるといえます。
野口さんはTwitterに、今回の一件への憤りをこうつづりました。
続いて、救助隊がどれほど命をかけて救助に向かっているかを説明しています。
今回、救助要請をした男性の命が無事だったことは何よりです。
しかし、男性が下山したことを知らずに捜索活動を続けていた救助隊の立場を考えると、「なぜ男性は連絡を入れなかったのだろうか」と疑問を抱かずにはいられません。
野口さんの、救助要請の有料化を求める投稿は拡散され、共感の声が多数寄せられています。
・富士山は、安易に多くの人が上りすぎ。有料化賛成です。
・命をかけて救助に向かった人たちを思うと許せない。
・実際に救助に向かう人たちは、不満や愚痴があっても決していわない。野口さんのように影響力のある人がいってくれて助かる。
自身が命の危険を感じたならば、救助要請を出すことは必要です。しかし、救助隊もまた命をかけて山に登っていることを忘れてはなりません。
山の怖さも素晴らしさも知る野口さんの意見をきっかけに、登山を愛する人たち一人ひとりの意識が変わることが望まれます。
[文・構成/grape編集部]