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『手足口病』の感染 過去10年で最多に 「主な症状は?」「大人もかかる?」

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

乳幼児を中心に口内や手足に発疹ができる『手足口病(てあしくちびょう)』

『手足口病』の患者数が2019年6月16日から23日までの1週間で1医療機関当たり5.18人。1医療機関当たり5人という警報レベルを超えていることが、国立感染症研究所の調べで分かったそうです。

この時期としては過去10年で最多。特に西日本での感染拡大が目立ち、厚生労働省などが注意を呼びかけています。

幼い子どもがいる家庭は特に注意

『手足口病』は、『ヘルパンギーナ』『プール熱(咽頭結膜熱)』とともに、3大夏風邪の1つで、子どもを中心に例年夏に流行します。

その症状は、手のひら、足の裏、口の中などに痛みをともなう水泡(すいほう)性の発疹が出るもので、発熱をする場合もあります。通常は発病しても数日のうちに治りますが、まれに髄膜炎や脳炎などを引き起こすこともあるそうです。

感染を防ぐためには

厚生労働省によると、例年5歳以下の患者報告数が8割以上を占めているという『手足口病』。そのウイルスは、主にくしゃみなどの飛沫(ひまつ)や便を通じて感染します。有効なワクチンはなく、手足口病の発病を予防できるような薬もありません。

一般的な予防対策は、以下の通りです。

・うがい、手洗いをしっかりとする。

・排泄物を適切に処理する(おむつを交換する時に注意。交換後はしっかりと手洗いをすること)。

・タオルや食器の共用をしない。

手足口病は治った後も比較的長い期間(2週間~1カ月前後)便の中にウイルスが排泄されるので、症状が改善しても注意が必要です。

※写真はイメージ

またひと口に手足口病といっても、ウイルスが数種類あるため、ウイルスが数種類あるため、1度かかって免疫ができてもまた別のウイルスにかかってしまう場合があります。

大人が感染することもあり、その場合発疹の痛みが強く出たり、インフルエンザのような高熱や倦怠感が出たりと重症化するケースが多いそうです。

免疫が落ちるとウイルスに感染しやすくなるので、日ごろから健康的な生活を心がけて、手洗いうがいをしっかりすることが大切ですね!


[文・構成/grape編集部]

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出典
厚生労働省産経ニュース

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