【即位礼正殿の儀】天皇陛下のお言葉全文 世界の平和と国民の幸せを願われる
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- 出典
- 即位礼正殿の儀
2019年5月1日に皇太子の徳仁さまが新しい天皇陛下に即位され、同時に新しい時代『令和』が幕を開きました。
天皇陛下の即位を国内外に宣言するため、同年10月22日に『即位の礼』として行われた即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)。
台風19号による全国各地の被害を受け、天皇皇后両陛下の祝賀パレードである祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)は延期になってしまいましたが、天皇陛下のご即位を多くの人が祝福しました。
即位礼正殿の儀での、天皇陛下のお言葉
10月22日の午前9時、即位礼正殿の儀などを執り行うことを奉告する儀式即位礼当日賢所大前の儀(かしこどころおおまえのぎ)に臨まれた天皇陛下。
帛御袍(はくのごほう)という束帯を着用された天皇陛下は、拝礼をされると御告文(おつげぶみ)を日本古来の大和言葉で読み上げられました。
続いて午後1時、即位礼正殿の儀が居宮殿・正殿の松の間で執り行われました。
首相官邸 スクリーンショットより
首相官邸 スクリーンショットより
この日は、およそ200の国と地域の要人が即位礼正殿の儀に参加。天皇陛下は参列者や国民に向け、このようにお言葉を述べられました。
先に日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより、皇位を継承致しました。ここに即位礼正殿の儀を行い、即位を内外に宣明致します。
上皇陛下が30年以上にわたるご在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御心をご自身のお姿でお示しになってきたことに改めて深く思いを致し、ここに国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての務めを果たすことを誓います。
国民の英知とたゆみない努力によって我が国は一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望致します。
続いて安倍晋三内閣総理大臣が天皇陛下へ挨拶と感謝の気持ちを述べ、「天皇陛下万歳」を三唱。陸上自衛隊の礼砲部隊によって21発の礼砲が発射されました。
22日はあいにくの雨でしたが、皇位継承の証『三種の神器』の1つである天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)は雲を発生させる剣といわれているため、ネットでは「縁起がいい」という声も上がっていました。
延期された祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)は11月10日に行われます。天皇皇后両陛下がオープンカーで皇居を出発され、赤坂御所まで国民にお姿を見せるとのことです。
[文・構成/grape編集部]