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「牛乳もらいました」 火災から家を守った消防士が残したメモに称賛の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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オーストラリア東部と南東部では2019年11月8日から9日にかけて、100か所以上で森林火災が相次いで発生しました。火災は19日現在も終息しておらず、消火活動が続けられています。

ニューサウスウェールズ州に住むポール・セクファイさんは、自宅に火の手が迫り、避難を余儀なくされました。

その後、消防隊員による必死の消火活動のおかげで、ポールさんの自宅は火災による損傷は受けたものの焼失を免れました。

消火活動の後で自宅に戻ったポールさんは、キッチンに1枚のメモが置かれているのに気が付きます。

あなたの家を守れて嬉しいです。物置を守れなかったのは残念です。

追伸:牛乳少しもらいました。

海外メディア『CNN』によると、このメモを書いたのは消防士のケイル・ハーディーポーターさん。ケイルさんを含む消防チームはこの時、『想像を超えるほどの煙と熱』を前にできる限りポールさんの家を火の手から守ろうとしていました。

そこで彼らはポールさんの自宅の中に入り、冷蔵庫を開けて牛乳を少し飲んだといいます。なぜなら消防士たちはその日、昼頃から何も飲食をしていなかったのです。

そしてようやく火災が過ぎ去った後、その場を離れる前にケイルさんは、自宅に戻ってきたポールさんが見つけられるようにメモを残したのだそう。

ポールさんは自宅を守ってくれた消防士たちに感謝の気持ちを込めて、このメモの写真をTwitterに投稿。するとたちまち拡散され、消防士たちの健闘を称えるコメントが続々と寄せられました。

・彼らは勇士だ。それに牛乳を飲んだことをわざわざ知らせるなんて、とても正直だね。

・なんてマナーのいい消防士さんたちなのかしら!

・彼らにビールをごちそうしてあげてくれ!

ポールさんが『CNN』に語ったところによると、消防士たちは牛乳に加えてチーズとピーナッツバターも食べていたのだとか。しかし彼はまったく気にしていないそうで、「牛乳の代金なんていらない。ビールを数ケース届けたいくらいだ」と話しています。

今回の大規模火災はオーストラリアに壊滅的な被害をもたらしています。消防士たちは文字通り、休むこともままならない状態で必死の消火活動をしています。

そんな状況でも「牛乳をもらったこと」をきちんと告げていくという素晴らしいマナーを見せたケイルさんには称賛しかありませんね。


[文・構成/grape編集部]

出典
@psekfyCNN

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