「5億頭以上の動物が犠牲」 豪州の森林火災 想像を絶する被害状況とは
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
2019年に発生したオーストラリア南東部の森林火災は、年を越えても延焼が止まらず、被害は深刻化しています。(2020年1月現在)
ビクトリア州およびニューサウスウェールズ州の被害は特に甚大で、今なお数百の火災が制御不能のまま燃え続け、広大な森林が消失。数千人の人々が避難することを余儀なくされ、犠牲者も出ています。
約5億頭の動物が焼死か
地元オーストラリアのニュースメディア『The Advertiser』によると、急速な森林火災はサウスオーストラリア州の自然観光名所『カンガルー島(Kangaroo Island)』にも及び、生息する野生のコアラ推計5万匹のうち約半数が犠牲になった可能性があると報じました。
またアメリカのニュースメディア『CNBC』は、約4億8千万匹の哺乳類、鳥類、爬虫類が火災による影響を受けていると報道。ニューサウスウェールズ州だけで約5億頭の動物が焼死した可能性が高く、犠牲頭数は今後も増加すると予想しました。
火災が終息しても、深刻に悪化した生息環境で多くの動物は生き残れない可能性が高いといいます。元の環境を取り戻すまでには相当の年月がかかることでしょう。
ネット上では、ハッシュタグ『#PrayForAustralia』でツイートをする人が続出しました。
・私の力だけでは何もできないけど、少しでも多くの人にこの現状を知って欲しい。
・この現実が拡散され、それが支援の輪につながりますよう祈りを込めて。
・焼け死んだ動物たちが、かわいそうで見ていられない。被災された方、動物達が早く元気になりますように。
また、在日オーストラリア大使館が公式Twitterアカウントで寄付金を受け付けているウェブサイトを紹介するなど、日本でも支援の輪が広まりつつあります。
記録的な高温と気候変動で悪化した干ばつにより、発生した史上最悪の森林火災。
オーストラリアでは1月・2月に本格的な夏を迎え、気温の上昇も見込まれるため、火災の終息に数か月かかる恐れも指摘されています。
[文・構成/grape編集部]