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「耳が痛い事実」 新型コロナで見えてきた、日本と台湾の『大きな違い』とは…

By - grape編集部  公開:  更新:

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日本国内で感染が拡大する新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。

政府は2020年2月26日、今後2週間は大規模イベントについて中止や延期などの対応を取るよう要請。翌27日には、全国の小中高校と特別支援学校について春休みまでの臨時休校を要請しています。

しかしその判断基準があいまいで、主催者や自治体など現場に丸投げするようにも受け取れると批判が続出しました。

さらに、政府のこれまでの対応についても厳しい声が上がっています。

遅れが指摘されるウイルス検査については、政府は1日に最大で約3800件の検査能力があるとしていますが、2月18日~24日の1週間に実施したのは、わずか6300件。検査を受けたくても受けられないと多くの人々が不満を訴えています。

台湾から学ぶべきこと

一方、台湾では日本と同様にコロナウイルス感染者が出ていますが、その迅速な政府の対応が国民に高く評価されており、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統の支持率も向上しているといいます。

イラストレーターのよねはらうさこ(@yoneharausako)さんは、台湾の対応を見ていて、感じたことを漫画化。Twitterに投稿したところ、話題になりました。

「みんなが声を上げたから、今の台湾がある」

蔡英文総統は、2020年1月に行われた選挙で過去最高の817万票を獲得し、勝利しました。国民の大半が参加した、この選挙。中でも20代~30代の投票率が多く、漫画に記載された2016年時の投票率57.7%よりはるかに上回ったとのこと。

台湾の若者は社会問題への関心が高く、自分たち一人ひとりの声が政治や、その先の生活に大きく影響することを実感しているのでしょう。

この漫画を見た人たちからは、多くのコメントが寄せられました。

・これは大事。投票率を上げることは本当に重要。

・台湾人の親戚が海外に住んでるけど、選挙になったら全員帰国、候補者のことは熟知レベル、話題もすべて選挙、演説には必ず参加。その結果です。

・台湾のことを知るほど日本よりはるかに先を行ってると思います。見習いたいこと、たくさんありますね!

一方で、若者の選挙離れが深刻化する日本。

選挙や政治に対する国民の関心の薄さは、「個人が声を上げても社会は何も変わらない」という諦めの心情や、どこか他人事だと思う気持ちが反映されているのかもしれません。

国民が真剣に国の未来を考える台湾の社会から、見習うべきものがたくさんありそうですね。


[文・構成/grape編集部]

道路標識の写真

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出典
@yoneharausako

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