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お金がなくてドレスが買えない 妹のために兄が手作りしたドレスが美しすぎる

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Maverick Francisco Oyao

中学校や高校で学年の最後に開催されるフォーマルなダンスパーティー『プロム』。日本ではなじみがありませんが、外国では学生たちが楽しみにしている行事の1つです。

フィリピンの中学校に通うルーさんもプロムを心待ちにしていました。しかしそんな彼女にはある問題がありました。

ルーさんの家では経済的な理由から、プロムに着ていくドレスを買うことができなかったのです。

プロムに参加したい!妹のために兄が立ち上がる

女の子にとってプロムの楽しみの1つは華やかなドレスを身にまとうこと。

ルーさんはその夢が諦められず、兄のマーベリックさんに「どうしてもプロムに参加したいの!」といい続けていました。

マーベリックさんは妹を不憫に思いながらも、「どこかで安くドレスをレンタルできるところがあればいいけど、それが無理なら仕方ない」と伝えたといいます。

数日後、ルーさんはマーベリックさんに再び「やっぱりプロムに参加したい」と伝えてきます。

しかしドレスを安く手に入れる方法は見つかりません。そこで彼はあるアイディアを思い付きます。

僕がドレスを作ってあげるしかない

マーベリックさんはYouTubeやGoogleでさまざまなデザインのドレスを探し始めます。

その中で彼の目に留まったのは、フィリピンのファッションデザイナー『Michael Cinco』の春夏コレクション。

デザインはこれに決まりだ

ドレスのコンセプトを得た彼は、さっそく材料を買って制作に取り掛かりました。

無地の青い布に白いテープや花などを装飾。さらに白いビスチェは手作業で青く塗っていくなど細かいディテールにも決して手を抜きません。

マーベリックさんはプロムに間に合わせるため、何日間にもわたって寝る間も惜しんで作業をし続けました。

そして2020年2月14日、ついに完成したドレスを着たルーさんの姿がこちらです!

まるでディズニー映画に出てくるプリンセスのよう!

マーベリックさんがこのドレスの写真をFacebookに投稿すると大反響!

妹思いの彼の優しさや才能を絶賛するコメントが相次いでいます。

・あなたは才能がある!ファッションデザイナーになるべきよ。

・なんて愛情にあふれた優しいお兄さん。

・創造的なデザイン。妹さんはプリンセスになった気分だったでしょうね。

自分が作ったドレスを着たルーさんの写真に、マーベリックさん自身も感激の思いをつづっています。

2020年2月14日。僕はこの日を決して忘れないだろう。嬉しくて泣きそうだ。

へとへとに疲れながら何日も眠れない日が続いたけど、喜んでいる妹を見て僕も幸せだよ。

Maverick Francisco Oyao ーより引用(和訳)

もし自分の姉妹が同じような状況になったとしても、「ドレスを作ろう」という発想が浮かぶ人はなかなかいないのではないでしょうか。

妹のために世界に1つだけのユニークなドレスを作ったマーベリックさん。

隠れた才能を発揮した彼はもしかすると将来、世界的に活躍するファッションデザイナーになるかもしれませんね!


[文・構成/grape編集部]

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出典
Maverick Francisco Oyao

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