お金がなくてドレスが買えない 妹のために兄が手作りしたドレスが美しすぎる
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
中学校や高校で学年の最後に開催されるフォーマルなダンスパーティー『プロム』。日本ではなじみがありませんが、外国では学生たちが楽しみにしている行事の1つです。
フィリピンの中学校に通うルーさんもプロムを心待ちにしていました。しかしそんな彼女にはある問題がありました。
ルーさんの家では経済的な理由から、プロムに着ていくドレスを買うことができなかったのです。
プロムに参加したい!妹のために兄が立ち上がる
女の子にとってプロムの楽しみの1つは華やかなドレスを身にまとうこと。
ルーさんはその夢が諦められず、兄のマーベリックさんに「どうしてもプロムに参加したいの!」といい続けていました。
マーベリックさんは妹を不憫に思いながらも、「どこかで安くドレスをレンタルできるところがあればいいけど、それが無理なら仕方ない」と伝えたといいます。
数日後、ルーさんはマーベリックさんに再び「やっぱりプロムに参加したい」と伝えてきます。
しかしドレスを安く手に入れる方法は見つかりません。そこで彼はあるアイディアを思い付きます。
僕がドレスを作ってあげるしかない
マーベリックさんはYouTubeやGoogleでさまざまなデザインのドレスを探し始めます。
その中で彼の目に留まったのは、フィリピンのファッションデザイナー『Michael Cinco』の春夏コレクション。
デザインはこれに決まりだ
ドレスのコンセプトを得た彼は、さっそく材料を買って制作に取り掛かりました。
無地の青い布に白いテープや花などを装飾。さらに白いビスチェは手作業で青く塗っていくなど細かいディテールにも決して手を抜きません。
マーベリックさんはプロムに間に合わせるため、何日間にもわたって寝る間も惜しんで作業をし続けました。
そして2020年2月14日、ついに完成したドレスを着たルーさんの姿がこちらです!
まるでディズニー映画に出てくるプリンセスのよう!
マーベリックさんがこのドレスの写真をFacebookに投稿すると大反響!
妹思いの彼の優しさや才能を絶賛するコメントが相次いでいます。
・あなたは才能がある!ファッションデザイナーになるべきよ。
・なんて愛情にあふれた優しいお兄さん。
・創造的なデザイン。妹さんはプリンセスになった気分だったでしょうね。
自分が作ったドレスを着たルーさんの写真に、マーベリックさん自身も感激の思いをつづっています。
もし自分の姉妹が同じような状況になったとしても、「ドレスを作ろう」という発想が浮かぶ人はなかなかいないのではないでしょうか。
妹のために世界に1つだけのユニークなドレスを作ったマーベリックさん。
隠れた才能を発揮した彼はもしかすると将来、世界的に活躍するファッションデザイナーになるかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]