「言葉が響いた」 称賛の声が相次ぐ明石市の緊急支援策とは
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- 出典
- 明石市ホームページ
新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、緊急事態宣言が発令された2020年4月。
外出自粛が求められ、多くの店が休業となりました。
兵庫県明石市の泉房穂(いずみ・ふさほ)市長は、同月16日に記者会見で補正予算案について発表。
市民に寄り添った緊急支援策に、称賛の声が寄せられています。
明石市の3つの緊急支援策
明石市長は以下の3つの緊急支援を発表。
【3つの緊急支援策】
1.個人商店に、すぐに100万円。
来週中に、賃料2か月分を緊急支援。
2.ひとり親家庭に、さらに5万円。
5月分の児童扶養手当に上乗せ(約10万円支給)。
3.生活にお困りの方に、さらに10万円。
生活福祉金利用者への追加支援。
個人商店へ貸与は、「今月分の家賃も払えない」という声から、テナント料店舗の賃料の2か月分相当額を融資したいといいます。
泉市長は緊急支援策についてこのようにコメントしています。
1人親の家庭への給付金については、コロナウイルスによって親の仕事が絶たれてしまった家庭からの声を受けて決めたそうです。
また、生活に困りすでに明石市内で10万円を借りた生活福祉金利用者がいたとのこと。
泉市長は「何とか4月はしのげても、5月がしのげるかという問題もある」と市民を助けたいとコメントしています。
補正予算案を発表した資料には、市の意向が書かれていました。
困っている市民に手を差し伸べるのが行政の使命・役割。
泉市長は、貸与の条件として休業要請に応じたかを問わない理由について、このように説明しています。
泉市長の行動に、多くの人から称賛の声が寄せられていました。
・言葉が響いた。今月分の支払いが間に合うようにスピード感のある政策はありがたい。
・素晴らしい。市民のことを本当に考えてくれている人だと思う。
・自分の市を誇りに思う。ありがとうございます。
コロナウイルスの影響で、経営が難しくなっている個人商店などが、この支援によって少しでも救われることを願います。
[文・構成/grape編集部]