図書館に貼られた感染予防の『注意書き』 その内容に「粋だね」「素敵なユーモア」の声
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臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
「お刺身いけます!」 鯛の1枚に「面構えが違う」「採用決定」マーク(@makunouchi4mark)さんがXに投稿した1枚に、このような声が続々と寄せられています。写っていたのは、スーパーマーケットで見かけたという、1尾の鯛。鯛を見たマークさんは、思わずこうアテレコせずにはいられなかったようで…。
- 出典
- @takamuj
@takamujさんは、京都府にある『京都市醍醐中央図書館』に訪れた際、素敵な貼り紙を見つけたといいます。
Twitterに投稿された、こちらの1枚をご覧ください。
※クリックすると画像を拡大します
「当館は『注文の多い図書館』ですからどうかそこはご承知ください」
「さあさあ、おなかにおはいりください」
貼り紙に記されたのは、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染対策をお願いする『注意書き』。
文豪・宮澤賢治の童話『注文の多い料理店』の一節をモチーフに、ユーモラスな表現で来館者に対策を呼び掛けています。
投稿には19万件もの『いいね』が付き、「いいアイディア」など称賛の声が多数寄せられていました。
・スタッフのセンスが素晴らしすぎる。こういう図書館は訪れてみたくなります。
・本好きの人なら、クスッとしてしまうでしょうね。
・苦難をユーモアで乗り切ろうという心意気を感じます!
・知る人ぞ知る『注文の多い料理店』ですね。粋だなあ。
『注文の多い図書館』 貼り紙を作った経緯
同館の担当者は、貼り紙を作った経緯について、次のように語っていました。
コロナウイルスの流行で、感染対策の注意書きを作ろうということになり、文章がどうしても固くなりがちだったので、なんとかならないのかなと思ったのがきっかけです。
インターネットでアイディアを探したところ、宮沢賢治の『注文の多い料理店』をモチーフにした例があって、図書館でもやってみようということになりました。
「宮沢賢治を知っている人に喜んでもらえれば嬉しい」というささやかな気持ちから作成したという貼り紙。
Twitterで大きな反響を呼んでいることに、担当者もびっくりしていました。
「来館者に楽しんでほしい」というちょっとしたサービス精神が、たくさんの人の心を温かくしたようです。
[文・構成/grape編集部]