図書館に貼られた感染予防の『注意書き』 その内容に「粋だね」「素敵なユーモア」の声
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傘を盗もうとする心理に一言 大学の張り紙に「笑った」「確かに効く」【笑える貼り紙4選】傘立てにある他人の傘を無断で使うと、場合によっては犯罪となります。とある大学には、生徒による傘の盗難を防ぐための張り紙が貼られていますが、その張り紙には恐れ多い『ある人物の名前』が書いてあったのです。

「図書館で走っていいのは…」 続く5文字に「思わず吹き出した」「天才の仕業だ…」起業家の、やまだくにあき(@kun1aki)さんは、あるフリースクールの図書館で、素敵な貼り紙を見つけたとして、SNSに投稿しました。 その図書館では、ある人物に限り走ることが許されているようで…。
- 出典
- @takamuj
@takamujさんは、京都府にある『京都市醍醐中央図書館』に訪れた際、素敵な貼り紙を見つけたといいます。
Twitterに投稿された、こちらの1枚をご覧ください。
※クリックすると画像を拡大します
「当館は『注文の多い図書館』ですからどうかそこはご承知ください」
「さあさあ、おなかにおはいりください」
貼り紙に記されたのは、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染対策をお願いする『注意書き』。
文豪・宮澤賢治の童話『注文の多い料理店』の一節をモチーフに、ユーモラスな表現で来館者に対策を呼び掛けています。
投稿には19万件もの『いいね』が付き、「いいアイディア」など称賛の声が多数寄せられていました。
・スタッフのセンスが素晴らしすぎる。こういう図書館は訪れてみたくなります。
・本好きの人なら、クスッとしてしまうでしょうね。
・苦難をユーモアで乗り切ろうという心意気を感じます!
・知る人ぞ知る『注文の多い料理店』ですね。粋だなあ。
『注文の多い図書館』 貼り紙を作った経緯
同館の担当者は、貼り紙を作った経緯について、次のように語っていました。
コロナウイルスの流行で、感染対策の注意書きを作ろうということになり、文章がどうしても固くなりがちだったので、なんとかならないのかなと思ったのがきっかけです。
インターネットでアイディアを探したところ、宮沢賢治の『注文の多い料理店』をモチーフにした例があって、図書館でもやってみようということになりました。
「宮沢賢治を知っている人に喜んでもらえれば嬉しい」というささやかな気持ちから作成したという貼り紙。
Twitterで大きな反響を呼んでいることに、担当者もびっくりしていました。
「来館者に楽しんでほしい」というちょっとしたサービス精神が、たくさんの人の心を温かくしたようです。
[文・構成/grape編集部]