「その通り」「すごく大事」 防災バックに『絶対にいれてほしいもの』とは?
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2021年3月11日で、東日本大震災から10年の節目です。
同年2月13日には、宮城県と福島県で最大震度6強を観測する地震が起こり、東日本各地で大規模な停電も発生しました。
そんな中大規模な災害に対する備えを、改めて考えさせられた人も多いことでしょう。
ゼンリンからの『お願い』が話題に
同月24日、地図の制作・販売をしている株式会社ゼンリン(以下、ゼンリン)がTwitterアカウントを更新。内容が「本当に大事」「広まってほしい」と反響を呼んでいます。
災害時に必要な食料や、避難する時にあると便利な物を入れる、防災バック。
防災バックの中に必ず入れてほしいものを、ゼンリンはこう呼びかけました。
防災バッグの中には、『自宅付近の紙の地図』を必ず入れるよう呼びかけたのです。
地図はスマホでも見ることができますが、紙の地図の大切さについてこう解説しています。
災害時、スマホの電源は重要。スマホの電源は、地図の使用ではなく「被害状況などの最新情報を得るのために使ってほしい」と訴えます。
普段の街並みが一変することがあるため、事前に準備した地図で避難場所、避難場所までのルート、危険箇所などを確認しておくといいそうです。
「なんなら当社の地図でなくてもいい」というコメントとともに呼びかけたゼンリン。「困っている人をただ救いたい」というゼンリンの切なる願いが伝わってきますね。
投稿は反響を呼び、このような声が上がっています。
・大事なことですね。道路や家屋が壊れたりすると、見慣れている場所もまったく違う場所になる…。
・東日本大震災からしばらくは、防災について心がけてたけど、最近は気持ちがゆるんでいたかも。防災バックの中身を見直そうと思います。
・「自社の地図でなくてもいい」という気持ちが素敵。非常時は、電源が必要ないものがすごく大事ですよね。
多くの人が、非常時に必要なものを見直すきっかけになったようです。
災害の多い国、日本。一人ひとりが自分や家族の命を守るために、今できることを準備しておくことが大切ですね。