『キャンプ場女児行方不明』の親に「お前が犯人」と中傷 提訴に「どんどんやるべき」の声
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- 出典
- 産経ニュース
2019年9月21日、家族と一緒に山梨県道志村のキャンプ場を訪れた、当時8歳の女児が行方不明になりました。
警察や自衛隊員およそ1700人が捜索しましたが、女児が発見されることはなく、同年10月6日に大規模な捜索は打ち切られています。
事件から1年以上経った2021年4月現在も、警察は事件と事故の両面で捜査を続行。女児の家族はビラを配るなどの活動を行っています。
『キャンプ場女児行方不明』の家族が誹謗中傷を訴え
2021年4月15日、行方不明になった女児の母親が、誹謗中傷の情報開示を求めて東京地裁に提訴したことを明かしました。
母親がTwitterで捜索を呼びかける投稿をしたところ、「親が犯人ではないか」といった十数件にも及ぶ中傷を受けたといいます。
今回の件について、母親はこのようにコメントをしました。
ネットからは「そんな人がいるなんて酷い。どんどんやってほしい」「反撃されないと思ってやってるわけだし、行動するのは大事」と、家族を応援する声が上がっています。
2020年には、女児の母親がSNSを通して「お前が犯人だろ」「自首しろ」「殺しに行く」などと11回脅迫されたことを受け、裁判を起こしました。
残念なことに、その後も誹謗中傷の被害は続いている様子。我が子がいなくなった上に、いわれのない中傷を受け、家族は深く傷付いているでしょう。
止まないネットでの誹謗中傷
今回の件に限らず、インターネットでの誹謗中傷は現代社会の深刻な問題となっています。
2020年5月には、22歳という若さでプロレスラーの木村花さんが逝去。木村さんが生前に誹謗中傷の被害に遭っていたことから、多くの人が「中傷行為はやめよう」と呼びかけました。
画面越しでは相手の顔が見えないため、言葉で他人を傷付けている自覚を持てない人が多いのかもしれません。それゆえ、軽い気持ちで誹謗中傷に及ぶ人がいるのでしょう。
しかし文字で発した言葉は刃となり、実在する人の心を深く傷付けます。多くの人がそう認識しない限り、誹謗中傷はなくならないのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]