一体どうやってそこに? マンホールのフタから顔を出していたのは…
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grape [グレイプ]
消防士の主な仕事は、火災の消火と人命救助です。
しかし時には、消防隊員として訓練をしていない緊急事態に遭遇することもあります。
アメリカのミシガン州にある『ハリソン・タウンシップ消防署』に1本の電話が入りました。
海外メディア『M Live』によると、電話をかけてきたのは地元の動物管理局の職員で、消防署に助けを求めてきたのです。
マンホールのフタにはまって出られなくなったのは?
消防隊員のブライアン・ラコフスキーさんいわく、それは「今まで受けたことのない内容の電話だった」のだとか。
その依頼とは「マンホールのフタから出られなくなっているアライグマを助けてほしい」というもの!
隊員たちが現場に駆け付けると、幼いアライグマがまるで「助けてくれませんか」というように、マンホールのフタから顔を出していました。
ブライアンさんたちは初め、マンホールを機械で切断してアライグマを救出しようとしました。
しかし、その方法だとアライグマがケガをしてしまう可能性があるため、別の作戦を考えます。
あらゆる方法を検討した結果、食器用洗剤をアライグマの首につけて滑りをよくし、引っ張り出す方法を試しました。
ところが、アライグマの首はマンホールのフタの穴に予想以上にがっちりとはまっていたため、抜けません。
すると近所の人が食用油を持ってきてくれて、それをアライグマの首に塗ったところ、ようやく救出することができました。
動物管理局の職員がアライグマの体を確認しましたが、幸いどこもケガをしていなかったといいます。
消防署がアライグマの写真を投稿すると、消防隊員たちに感謝の声が寄せられました。
・かわいそうだけどめちゃくちゃかわいい!
・あなたたちはヒーローだ!尊い命が救われてよかった。
・この子もきっと感謝しているだろうね。
食用油をつけた状態でも、アライグマの頭はマンホールのフタからなかなか抜けなかったそう。
ブライアンさんは「一体どうやってはまってしまったのか、さっぱり分からない」と話しています。
このアライグマはまだ子供だったため、きっと好奇心でマンホールの小さな穴に顔を突っ込んでしまったのでしょう。
アライグマにとっては災難でしたが、優しい人が発見して通報したおかげで助けてもらえてよかったですね。
[文・構成/grape編集部]