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「山は自己責任!!」山中で見つけた貼り紙 強い口調でこう書かれていた

By - grape編集部  公開:  更新:

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廃道を中心に全国を冒険しており、『日本の道路120万キロ』などの本を出版している平沼義之(@yokkiren)さん。

秩父のとある山中を探索していると、木にくくりつけられた1枚の貼り紙を目にしました。

「山は自己責任!!!!!」強い口調で書かれた貼り紙

山は自己責任!!!!!

(あなたは自ら選んですすんで山に来ているのですよ)

  • 登山は自然相手!生半可な考えで来るな!
  • ヘッドライト・雨具・非常食は絶対必要!
  • 行き先を家族等に「書いて」伝えろ!
  • 登山道を期待するな (整備されたところが歩きたければ山に来るな!)
  • 道標を期待するな(地図を読めない自分が悪い!文句がある奴は二度と山に登るな!)
  • 迷ったら戻れ (沢に下りるな尾根に上がれ!)

以上、厳しいようだが、これが分からない奴は山に登る資格なし。
では無事を祈る…

~山の遭難をなくしたい者より~

@yokkiren ーより引用

貼り紙につづられていたのは、登山についての注意喚起

「文句がある奴は山に登るな!」「山に登る資格なし」といった強い口調で書かれていますが、これは「遭難者を出したくない」という思いやりからでしょう。

「突然、天候が悪くなった」
「道に迷ってしまった」
「足を滑らせ、怪我をしてしまった」

こういった理由で、遭難してしまう人は多くいます。特に、大型連休は山岳遭難が多いため、警察も毎回注意を呼びかけています。

もちろん観光客だけではなく、登山に慣れている人ですら遭難する可能性があります。山では何が起こるか分からないのですから。

※写真はイメージ

警視庁の『平成27年における山岳遭難の概況』によると、2016年の山岳遭難者は3043人。発生件数や遭難者、死者・行方不明者は、統計の残る昭和36年以降で最も高い数値となったそうです。

ここ数年の『登山ブーム』で、登山者は年々増えています。ですが、山は素敵な場所であると同時に、危険な場所でもあることを忘れてはなりません。

もしあなたが山に登る際は、この貼り紙に書かれた言葉を受け止め、しっかりと準備をしてください。


[文・構成/grape編集部]

出典
@yokkiren

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