Twitterのスペースは申請が必要? チケット制スペースの詳細も!
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- 出典
Twitterのスペース機能は、ほかのTwitterユーザーと音声でコミュニケーションが取れる便利なサービスです。
Twitterのスペースに興味があり、スペースを使う時に申請が必要かどうかを知りたい人は多いのではないでしょうか。
スペースにはチケット制スペースと呼ばれる機能もあり、チケット制スペースを使う時は申請が必要です。
当記事ではTwitterのスペースを使う時は申請が必要かどうか、申請が必要となるチケット制スペースの詳細についても解説します!
Twitterのスペース機能は申請が必須?
Twitter スクリーンショット
Twitterのスペース機能を使う時に、申請は必要ありません。
Twitterのアカウントを持っている人であれば、申請や登録の手間をかけずに誰でもスペースの作成、参加ができます。
スペースのリリースが発表された2021年5月時点では、スペースを作成するホスト機能を使うためには下記の条件を満たす必要がありました。
・アカウントのフォロワーが600人以上いる
・アカウントのツイートを公開している
また、フォロワーが600人未満の人も、専用フォームから申請することでホスト機能が利用できる可能性があるとされていました。
しかし、スペース機能はリリース後に段階的な仕様変更が行われ、現在ではすべてのユーザーがホスト機能を利用可能です。
フォロワーの人数にかかわりなく、申請不要でスペースを作成できます。
ただし現在でも、『アカウントのツイートを公開している』条件は残っていることに注意しましょう。
アカウントのツイートを非公開にしていると、スペースを作成できません。
スペースには『チケット制スペース』がある
※写真はイメージ
スペースには『チケット制スペース』もあります。チケット制スペースとは、参加資格を有料チケット制にしたスペースのことです。
通常のスペースではリスナー、スピーカーは無料でスペースに参加できます。
リスナーとしての参加であればホストの招待も不要であり、Twitterのアカウントがある人は誰でも参加可能です。
対してチケット制スペースではリスナー、スピーカーはチケットの購入をしなければ参加できません。
チケットの価格は、1~999ドル(約110円~11万円)の範囲でホストが決定できる仕組みです。
なお、チケット制スペースはまだテスト段階であり、2022年2月時点ではアメリカのクリエイターのみがホストをできる仕様となっています。
『チケット制スペース』は申請が必要!
チケット制スペースでホストとしてスペースを作るためには、Twitter側への申請が必要です。
チケット制スペースの申請は、誰でも行えるわけではありません。
2022年2月時点では、下記の条件を満たしたユーザーのみがチケット制スペースの申請を行えます。
チケット制スペースの申請条件
・18歳以上である
・アクティブなフォロワーが1千人以上いる
・過去30日間に通常のスペースで3回以上ホストをしている
ただし、条件を満たしている場合でも、必ずしも承認されるとは限りません。チケット制スペースを申請すると審査が行われて、問題がなかった場合に承認されます。
チケット制スペースの申請方法
チケット制スペースを申請する時は、下記の流れで進めましょう。
(1)Twitterアプリを開き、タイムライン上部にあるメニューアイコンをタップする
Twitter スクリーンショット
(2)『収益を得る』をタップする
Twitter スクリーンショット
(3)収益オプションの『チケット制スペース』をタップする
Twitter スクリーンショット
(4)画面に表示される3つの条件を満たしていることを確認して、『申し込む』をタップする
Twitter スクリーンショット
Twitter スクリーンショット
(5)2要素認証の設定をしてセキュリティを強化する
Twitter スクリーンショット
(6)プロフィールの項目を更新する
Twitter スクリーンショット
(7)『同意して申し込む』ボタンをタップする
Twitter スクリーンショット
『(6)プロフィールの項目を更新する』では、下記の項目について更新、入力が求められます。
・アカウントの情報が正しいかを確認する
・スペースの内容を入力する
・民族と性別を入力する
なお、申請から承認可否の連絡までにかかる時間は10日以内とされています。
チケット制スペースのメリット・活用例
※写真はイメージ
通常のスペースにはリスナーが気軽に参加しやすいなど、さまざまなメリットがあります。
一方で、チケット制スペースにも特有のメリットがあり、うまく活用すればビジネスに役立てることが可能です。
以下では、チケット制スペースの代表的なメリットを2つと、主な活用例を紹介します。
メリット1:収益を得られる
参加者がチケットを購入することより、主催者であるホストは収益を得られます。
チケット制スペースで得られる収益額は、下記の式で計算してください。
チケット制スペースの収益額
収益額=(チケット料金-プラットフォーム手数料)×チケット販売数×(1-Twitterの手数料)
Twitterの手数料は、チケット制スペースの収益が5万ドルを超えるまでは3%です。
収益が5万ドルを超えると、Twitterの手数料は最大20%にまで上がります。
メリット2:密度の濃いファンを作れる
チケット制スペースの魅力は、ホストとファンが近い距離感で交流できること。
お金を払って参加する人はすでにアカウントをフォローしている可能性が高く、密度の濃いファンを作れることがメリットです。
チケット制スペースを利用してライトなファンをコアなファンに育てられれば、ビジネスにもよい影響があります。
ファンが商品やサービスについてのツイートを拡散してくれたり、好意的なツイートやコメントをしてくれたりするケースも増えるでしょう。
活用例1:オンラインセミナーの開催
チケット制スペースを活用して、オンラインセミナーの開催ができます。
チケット制スペースで開催するオンラインセミナーでは、オフラインのセミナー開催でネックとなる会場使用の費用や運営コストがかかりません。
また、通常のスペースと同様に、チケット制スペースではホストとスピーカーのみが発言権を持っています。
ホストの発言やスピーカーとのディスカッションが聞き取りやすく、参加するリスナーはセミナーの内容に集中できることが魅力です。
活用例2:ラジオ配信
チケット制スペースはラジオ配信にも活用できます。発言者がホストとスピーカーに限られるため、リスナーは通常のラジオと同じ感覚で聞けることが特徴。
ライブ中にCMを挟む必要もなく、リスナーはホストとの交流を楽しめます。
またスペースには、ツイートをスペース上で共有する機能も。
リスナーのコメントを募集して、採用コメントをスペース上で共有して話題にするといった、ラジオのメール投稿に近い使い方もおすすめです。
チケット制スペースに関する注意点
※写真はイメージ
ここでは、チケット制スペースに関する2つの注意点を説明します。
・スケジュール変更ができない
チケット制スペースでは、一度設定したスケジュールの変更ができません。
定刻に開催することが難しい場合、スペースの開催予定をキャンセルすることは可能です。
しかし、キャンセルした時はチケット購入者の返金請求に応じなくてはなりません。
なお、Twitterではスケジュール変更について『現時点ではまだ利用できません』と回答していました。
2022年2月時点ではスケジュール変更ができないものの、将来的には変更ができるようになる可能性もあります。
・ホストから返金の実施ができない
スペースの開催をキャンセルしても、ホストは購入者に対して即座に返金を実施できません。
キャンセル後の返金は、購入者自身がApp StoreやPlay Storeで返金請求を行わなければならないのです。
スペースの開催をキャンセルすると、チケット購入者全員にキャンセル通知が届きます。
アカウントでも開催キャンセルの告知ツイートを行い、ツイートに返金請求の方法や返金の流れも書いておきましょう。
まとめ
※写真はイメージ
Twitterのスペース機能には申請が必要ありません。
一方で、チケット制スペースを使う時は申請が必要です。
チケット制スペースを利用するには年齢、フォロワー数、スペースでのホスト経験といった条件があり、3つの条件を満たした人のみが申請できます。
チケット制スペースはホストが収益を得られて、密度の濃いファンを作れることがメリットです。
2022年2月時点では提供国の制限があるものの、日本国内向けに提供開始した時にはぜひ使ってみてくださいね!
[文・構成/grape編集部]