部屋干しに適している場所は? 3つのコツと2つの注意点も紹介!
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梅雨などの雨が続く時期や、気温が低い時期の場合は、洗濯物を外干しできなかったり、外干ししてもうまく乾かなかったりします。
そういった時は部屋干しが効果的になりますが、部屋干しをすることに抵抗感を抱く方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、部屋干しのメリットから干す時に適した場所に加えて、部屋干しをする時のコツと注意点をご紹介します。
部屋干しでも、外干しと変わらないぐらい洗濯物を乾かしたい人は、ぜひ当記事を参考にして部屋干しをしましょう!
部屋干しはデメリットだけじゃない?メリット3つ!
部屋干しはデメリットが注目されがちですが、実際にはメリットも多くあります。
部屋干しの主なメリットは以下の通りです。
メリット1:花粉などが付くことを防げる
花粉の時期に外干しをすると、風が強い日は洗濯物に花粉が付くことがあります。
花粉症の人にとっては、外に出ることが少なくても花粉に悩まされるケースがあるでしょう。
しかし、部屋干しであれば花粉が洗濯物に付くことはありません。
また、花粉だけでなくホコリの付着を防ぐこともできますよ。
メリット2:乾燥対策になる
冬は室内が乾燥することが多くなるので、十分な加湿がされていなければ風邪を引くことにつながります。
加湿器が自宅にない場合は、水分が含まれた洗濯物を部屋干しすると、乾燥対策ができます!
メリット3:天気を気にする必要がない
特に一人暮らしの人は、学校や仕事終わりに自宅に帰ると「雨で洗濯物が濡れていた」という経験のある人も多いはずです。
外干しでは天気を気にすることが必須ですが、部屋干しであれば天気を気にする必要はなく、いつでも干すことができます。
部屋干しに適した場所はどこ?
部屋干しをする場合、まずはスペースの確保が重要です。
スペースを確保する時は日当たりや風通しのよさを確認し、部屋干しでもなるべく太陽光があたる場所を活用しましょう。
ここでは、部屋干しに適した場所を3つご紹介します。
どこで部屋干しをすればいいのか気になっている人は、ぜひ参考にしてください!
リビング
部屋干しにおすすめの場所1つ目はリビングです。
基本的にどの家でもリビングは日当たりがいい上、スペースが広く設計されているので干しやすい場所といえるでしょう。
人目を気にする必要がない場合は、リビングの中央で部屋干しをすることがおすすめです。
誰かが通ることで空気が動くので、窓際に干すケースと比べて乾きやすくなることが期待できます。
ただし人の動きが多い時は、引っかかり防止のために丈の長い洗濯物は干さないなどの工夫が大切ですよ。
また、カーテンレールで部屋干しをすることは避けましょう!
カーテンやカーテンレールの汚れが原因で、洗濯物にカビが生えることもあるからです。
洗面脱衣室
部屋干しにおすすめの場所2つ目は洗面脱衣室です。
洗面脱衣室は洗濯機を置く場所で、洗濯機を取り出してすぐに干せるので、リビングと同様に部屋干しで使われやすい場所といえます。
乾燥機がある場合は乾燥機を使うと、乾く時間が短くなったり浴室のカビの発生を防いだりといったメリットがあります。
なお、洗面脱衣室に洗濯物を干す時は、人の動線が確保できるかどうかを確認しましょう。
来客が多い場合、洗面脱衣室に干すと洗濯物が邪魔に感じられることがあります。
寝室
部屋干しにおすすめの場所3つ目は寝室です。
「リビングの見栄えが気になる」「来客が多いからリビングや洗面脱衣室は避けたい」といったケースでは、寝室を選びましょう。
夜に部屋干しをしておくと、乾燥機を使わなくても乾燥への対策ができます。
なお、寝室で部屋干しをすると、マットレスや布団が湿気を吸っている可能性があります。
寝室に部屋干しをする時は除湿シートなどを用意し、マットレスの下に仕込んでおきましょう!
部屋干しのコツ3選!
部屋干しで洗濯物を乾かす時のコツとして、洗濯物を裏返す方法が挙げられます。
特にズボンはポケット部分などの縫い目が乾きにくいので、裏返すことで早く乾くでしょう。
ここでは、洗濯物を裏返す以外の部屋干しのコツを3つご紹介します。
部屋干しを効率的に済ませたい人は参考にしてください!
一度の洗濯量を減らす
洗濯物の量が多すぎると感じる場合は、一度の洗濯量を見直してみましょう。
一度の洗濯量が多すぎると皮脂などの汚れが残ったままになり、雑菌が増えることにつながります。
特に冬場は洗濯物が乾きにくいだけでなく、厚手のものが増える人も多いでしょう。
厚手のものが多いと干す時に場所を取り、より乾きにくい状態になるのでこまめに洗濯をすることがおすすめです。
扇風機やエアコンの風を利用する
空気の巡りがよくない場所で部屋干しをする時は、扇風機やエアコンの風を利用しましょう。
空気が循環し、洗濯物が乾きやすくなります。
エアコンを利用する場合は除湿機能を使うと、洗濯物の湿気を取り除いてくれるのでより効果的です。
なお、エアコンは風の向きが固定されており、洗濯物の乾き具合に差が出ることがあります。
エアコンと同時に扇風機やサーキュレーターなどを使うと、すべての洗濯物に均等に風があたるでしょう。
洗濯物同士の間隔をあける
洗濯物同士の間隔がない状態では、洗濯物に風があたりづらくなるので乾きにくくなります。
洗濯物同士の間隔をあけて、洗濯物が風に当たる面積を広くして干すようにしましょう。
ハンガーで干す時は、ハンガーの間隔をしっかりをあけることが重要です。
また、厚手の服はハンガーを2本使って前後を開くように吊るすと、空洞ができるので乾きやすくなります。
部屋干しをする時の注意点は?
部屋干しには多くのメリットがありますが、注意点もいくつかあります。
まず注意したいのは『ニオイの発生』です。洗濯で落ちなかった汚れなどが原因となって、ニオイが発生します。
洗濯が終わったら早く乾かすなどをして、ニオイ対策を実施しましょう。
ここでは、部屋干しの注意点をほかに2つ紹介します。
洗剤を使いすぎないようにする
洗剤の量は、多すぎても少なすぎてもNGです。
少なすぎると汚れが落ちない一方、大量に使うと洗剤が洗濯機に残るので、カビが発生することがあります。
カビが発生した結果、かえってニオイが付きやすくなるだけでなく、誤った洗剤量によって衣類が痛むケースも考えられます。
洗剤の量を適切にするためには、洗濯機に表示される水量をチェックしましょう。水量が分かれば目安の洗剤の量も分かります。
水量が表示されない洗濯機を使用している時は、洗濯物の大まかな量を把握して、洗剤を1杯にしたり0.5杯にしたりといった方法を実践しましょう。
結露が発生する場合がある
結露とは、室内と室外の温度差によって発生する現象です。部屋干しをすると、洗濯物から蒸発した水分の影響によって湿度が高くなります。
結露を放置するとカビ・ダニの温床になるので、結露対策は必須です。
結露の対策には、こまめな換気と結露対策グッズの活用がおすすめです。外出時はこまめな換気が難しくなるので、家にいる時間が短い人は結露シートを使いましょう。
また、防カビスプレーをあらかじめ吹き付けておくことも1つの方法です。
まとめ
部屋干しには「天気を心配する必要がない」「花粉などが付かない」といったメリットがあります。
梅雨などの時期にかかわらず、部屋干しをすることはデメリットばかりではないことを認識しておきましょう。
部屋干しをする場所はリビングや洗面脱衣室、寝室が適しています。また、洗濯物同士の間隔をあけられるよう、一度の洗濯量は適度にすることが大切です。
早く乾かしたい場合は扇風機やエアコンの風も利用してくださいね。
部屋干しをすると結露が発生することがあります。こまめな換気などを実施して結露を防ぎ、快適な部屋干しを実現させましょう!
[文・構成/grape編集部]