コンビニのレジで『小銭』を一枚ずつ出す障がい者 すると強面の男性が後ろから…
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- @kenny_gby
「俺の地元最高だな!」というコメントと共に、コンビニでの出来事をTwitterに投稿した、小山けんいち(@kenny_gby)さん。
「勉強になりました」「素敵なエピソードですね」と絶賛のコメントが寄せられています。
コンビニのレジでちょっと強面の男性が…
ある日、小山さんが地元のコンビニでレジの順番待ちをしていた時のこと。
レジでは、障がいのある客と、そのヘルパーさんが会計をしていました。
客は小さい財布から、小銭を一枚ずつ取り出しており、周囲から見ても大変そうな様子。当然、通常よりも時間がかかります。
すると、1人の男性が客とヘルパーさんに声をかけました。
男性は、いわゆる強面といった風貌で、小山さんは「遅い!」と文句をいうのではないか、と内心ヒヤヒヤとしていたといいます。
しかし…。
男性:
もう1個トレーを出して。
小銭さ、出しにくいんだよ。広げて分けたら出しやすいでしょ。
小山さんの心配は完全に杞憂でした。
むしろ男性は、客が自分で小銭を出せるように、背中を支えてあげるようなアドバイスをしたのです。
実は小山さんは介護の現場で働くプロフェッショナル。
「私たちは『自分でやりたい』を支える仕事ですが、あらゆるバランスが崩れるとそれが叶わなくなることもある」と語ります。
小山さんがいう『あらゆるバランス』は、当事者たちが調整できるものばかりではないでしょう。
だからこそ、男性のアドバイスは、ヘルパーや、何より『やりたい』という思いを抱く客自身を助けたはずです。
小山さんの投稿は、大きな反響を呼びます。
・柔軟な考えができる人って素敵。
・こういう男性のような人が増えたらいいな。
・相手の『やりたい』を尊重するのも大切。
事情を理解し、さらに適切なアドバイスをするのは、そう簡単なことではありません。
しかし、誰かの思いを尊重するということは、私たち一人ひとりの心がけ次第でできるはず。
小山さんがコンビニで出会った男性や店員の姿勢を、見習いたいと思わされます。
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[文・構成/grape編集部]