出産後のチンパンジーの行動に、動物園のスタッフたちが涙
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出産をした母親は、初めて我が子を抱きしめた瞬間、言葉にならないほどの喜びを感じるでしょう。
2022年11月16日、アメリカのカンザス州にある『セジウイック群立動物園』でチンパンジーの赤ちゃんが誕生。
母親であるマハレは出産の時、自然分娩が進まなくなり、病院で緊急帝王切開が行われました。
赤ちゃんは無事に産まれましたが、自力でうまく呼吸ができなかったため、そのまま入院することになったのです。
それから2日後、マハレはようやく我が子と再会することができました。
赤ちゃんがいる部屋に入って来たマハレは、青い毛布にくるまれた我が子が目の前にいることに気付いていない様子。
その直後、赤ちゃんが毛布から手を伸ばすと…こちらをご覧ください。
赤ちゃんを抱きしめて愛おしそうに見つめるマハレ。
生まれてすぐに我が子と離ればなれになった2日間は、マハレにとっては永遠のように長く感じたのでしょう。
動画からはその場にいるスタッフたちが泣いている声が聞こえますが、この動画を見た人たちも涙をこらえきれなかったようです。
・何度見ても涙があふれて画面が見えない。なんて感動的なシーンだろう。
・まるで赤ちゃんが「ママ、僕ここにいるよ」って手を挙げたみたいだ。
・美しい瞬間。母の愛に勝るものはないよね。
赤ちゃんは男の子で『クチェザ』と名付けられ、母乳をたくさん飲んですくすくと成長しています。
マハレはこの再会の日以来、一度もクチェザを腕から離していないとのこと。
出産直後から我が子に会えなかったマハレは、クチェザがどこにいるのか、無事なのかも分からず、心配していたはずです。
もしかするとマハレは赤ちゃんを失ったと思っていたかもしれません。
2日ぶりにクチェザと再会した時、マハレがどれほど安心したか…画面を通じて伝わってきます。
我が子を愛しむチンパンジーの母親の愛情に、多くの人が感動の涙を流したようですね。
[文・構成/grape編集部]