『顔パンツ』って知ってる? 流行語大賞にノミネートした珍語の正体
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その年のトレンドを表す言葉が集う祭典『流行語大賞』。
2022年度は、日本人選手シーズン最多の56本ホームランを記録した、村上宗隆選手にちなんだワード『村神様』が選ばれました。
ほかにはどんなワードがノミネートされていたのか筆者がチェックしていると、『きつねダンス』『スマホショルダー』『知らんけど』などの流行語に紛れて、あまり流行していたとは思えないワードが並んでいることに気が付いてしまったのです…。
それは『顔パンツ』というなんとも意味深なワード。
「こんなの流行ったっけ…」と1年を振り返りながら詳細をリサーチすると、思わず納得してしまう答えが見つかりました。
聞き慣れない『顔パンツ』って何?
先にいってしまうと、『顔パンツ』の正体とは…マスクのことだったのです!
とはいえ、どうしてそんなヘンテコな呼び名がついてしまったのでしょうか。
さらに調査を進めたところ、新型コロナウイルスの感染拡大により、マスクの着用が習慣化したことに伴い、「マスクを外すのが恥ずかしい」と感じる人が増えてきたことに由来していることが判明。
着脱するのが恥ずかしいという点に着目した結果、『顔パンツ』という表現が浸透していったようです。
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いわれてみれば筆者も、食事の際にマスクを外す時など、衛生面の心配よりも恥ずかしさが気になるシーンがあった気がします。
特に「マスクをしていて見られないからいいや!」とメイクや髭剃りなどをサボっている人は、素顔を晒すのに抵抗を感じることもあるでしょう。
実際に、マスクを外すことに恥ずかしさを覚える人はどのくらいいるのでしょうか。
美容機器を開発する企業『ヤーマン株式会社』は、20~50代の男女400名を対象に『マスクを外す生活に向けての意識に関する調査』を実施。
「マスクを外すのが恥ずかしいと感じることがありますか」という質問を投げかけています。
調査の結果、45.3%の人が『恥ずかしく感じる』と回答。およそ2人に1人が恥ずかしいと感じている結果になりました。
マスクの着用が推奨され始めた当初は、煩わしく感じていたものですが、今では着けていないと落ち着かない人がいるほどの存在に変わっているようですね。
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衛生面に考慮するために始まった『マスクの着用』。昨今では身だしなみの一部として定着しつつあるようにも感じます。
いずれマスクがファッションアイテムの1つとしてメジャー化する日がくるのも、そう遠くないかもしれませんね。
[文/キジカク・構成/grape編集部]