「ユニコーンを飼いたい」 少女からの手紙に、動物管理局が粋な計らい!
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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2022年11月、アメリカのカリフォルニア州にある『ロサンゼルス郡動物保護管理局』に1通の手紙が届きました。
差出人は当時6歳のマデリンちゃんという女の子で、こう書かれていました。
ユニコーンは額に1本の角が生えた、馬のような架空の生きもの。
マデリンちゃんはユニコーンが大好きで、いつか見つけたら飼育したいというのです。
幼い少女からの手紙を読んだ、『ロサンゼルス郡動物保護管理局』のマーシャ・マエダ局長は…大喜び!
「ロサンゼルス郡でユニコーンを飼うために、事前に許可を得ようとしたマデリンちゃん。ペットの飼い主としての責任感を賞賛します」と、彼女にユニコーンの飼育許可証を発行してあげたのです。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
ユニコーンの飼育許可証には「ユニコーンの好物の1つであるスイカを週に一度は与えること」「ユニコーンにキラキラのグリッターなどを付ける場合は、健康に無害な素材であること」など、ユニークな条件が記されています。
マーシャさんは「ユニコーンが見つかるまでは、この子を世話してほしい」と、マデリンちゃんにユニコーンのぬいぐるみをプレゼントしました。
さらに翌月、マーシャさんはマデリンちゃんと家族を『キャスティーク動物保護センター』のプライベートツアーに招待。
この日はマデリンちゃんの7歳の誕生日で、彼女はユニコーンの飼育条件に同意して、許可証と市民から贈られたプレゼントを受け取りました。
後日、『ロサンゼルス郡動物保護管理局』の非営利の支援財団である『ロサンゼルス郡アニマルケア財団』は、『マデリンのマジカル・ユニコーン基金』を設立。
25ドル以上の寄付をした人には、ユニコーンの飼育許可証が発行されることになりました!
集まった寄付金は保護動物の里親探しや世話のために使用されるということです。
この出来事について紹介した『ロサンゼルス郡動物保護管理局』のSNSの投稿は反響を呼び、マーシャさんの対応に称賛の声が上がっています。
「ユニコーンを飼いたい」という少女の純粋な思いに、丁寧に応えたマーシャさん。
子供の夢を応援した粋な計らいは、マデリンちゃんだけでなく、多くの人たちの心を温かくしたようです。
[文・構成/grape編集部]