ベトナムでタクシーに乗車した旅行者 驚きの『トラップ』に怒り爆発
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海外旅行中での移動手段として、タクシーを利用したことがある人は多いはず。
ベトナムでも多くのタクシーが走っており、初乗り料金も日本円で100円以下と非常に安価で利用できます。
しかしベトナムのタクシーは、ぼったくりも少なくありません…。
そこで本記事では、筆者自身が体験したベトナムでのぼったくり事件を紹介したいと思います。
ベトナムでタクシードライバーに声をかけられて?
バックパッカーとして筆者がベトナムのホーチミンやハノイに訪れた際、まず驚いたのはタクシー運転手のキャッチでした。
日本では自ら配車の手続きをするか、手を上げて呼び止める方式が一般的ですが、ベトナムの場合は運転手が「どこまで行くの?」「タクシー使わない?」などと、英語で声をかけてきます。
中には日本語で話しかけてくるタクシードライバーも。おそらく、外国人観光客向けの言葉を覚えたのでしょう。
行き先を伝えると、ベトナムの通貨である「〇〇ドンでどう?」と交渉を始めてきます。
ベトナムのタクシーにはもちろんメーターがついていますが、メーター料金ではなく交渉成立した料金で利用することもできるのです。
ここで気を付けたいのがタクシー料金の相場。
移動時間が30分以下である場合、千円以上になることはほぼありません。
大体市内での移動は500円分の通貨を持ち合わせていれば事足りますが、ドライバーによっては千円以上の金額を提示してくるケースもありました。
反対に、料金が相場より安すぎる場合も要注意!目的地に到着した後に、高額な金額を請求してくるパターンもあるそうです。
筆者の場合は事前の下調べで難を逃れましたが、値段交渉でタクシーに乗車する際は十分に気を付けましょう。
先ほども触れたように、ベトナムのタクシーにはメーターもついています。
そのため筆者は「メーター料金での支払いにすれば安心」という考えのもと、値段交渉での利用はまったくしませんでした。
時には「メーターを動かすの忘れてたから〇〇ドン払って」という姑息なドライバーもいるため、乗車中もメーターがしっかり動いているか確認を徹底。
こうして、ぼったくりへの対策は万全だと思い込んでいたのですが…何度か利用する中で、一度だけ被害に遭ってしまいました。
というのも、タクシーのメーター自体が改造されていたのです。
違法改造によってメーターがものすごいスピードで上がっていたにもかかわらず、筆者はメーターがちゃんと動いているかどうかの確認にばかり気を取られて、そのことに気付けませんでした。
違和感を覚えた頃には時すでに遅し。本来500円程度で済む金額が3千円ほどに膨れ上がっていました。
あまりの金額の差に、思わず「高すぎる!」「絶対おかしい!」と叫びましたが、結局メーターに表示された金額を支払うハメに…。
後々思い返してみると、15分程度の道のりが30分くらいかかっていたため、もしかするとかなり遠回りをされていたのかもしれません。
※写真はイメージ
筆者のような被害に遭わないためにも、メーター改造や遠回りを防ぐ対策として、以下のことをおこなうことをおすすめします。
・大手タクシー会社の車を選ぶ。この時『白タク』と呼ばれる偽タクシーに注意する。
・メーターが上がる速度に注視して、異変を感じたらすぐに降車する。
・ある程度の道のりを事前に確認しておく。
ちなみに現地で知り合った日本人からは、「支払いに手間取っていたら『あなたのサイフから支払い分を出してあげるよ』といわれて渡してしまった。その後、財布から多めに抜き取られてることに気付いた」というぼったくりエピソードも聞きました。
ベトナムの通貨は2023年2月15日時点で、100円あたり約1万8千ドンと単位が非常に大きく、分かりにくい為替レートになっています。
そのため、支払いに手間取って運転手に支払いを任せてしまう人も少なくありません。
しかし財布ごと渡してしまうのは絶対にNG。時間がかかっても、必ず自分で料金を支払うようにしましょう。
ベトナム旅行でタクシーを利用する機会があった時は、今回紹介した注意点を思い出してみてくださいね。
[文/キジカク・構成/grape編集部]