使うのは『あの炭酸飲料』 安いお肉を驚くほど柔らかくするコツとは?
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下ごしらえや火加減の調節で大きく味や硬さが変わる肉料理。下ごしらえをサボってしまい「肉が硬くなってしまった…」なんて失敗をしたことはないでしょうか。
料理が苦手な筆者は鶏肉を調理する際、いつも硬くしてしまいがち…。「手軽に料理が上達するテクニックはないものか」と調べてみたところ、肉をコーラに漬けるだけで柔らかくなるという裏技を発見。
早速、鶏肉とコーラを使って実践してみることにしました!
今回は、味と柔らかさを検証するために、鶏もも肉を塩とコショウだけで味付けしたシンプルな炒め物を作りたいと思います。材料は下記のとおりです。
【材料】(3~4人前)
鶏むね肉 約800g
コーラ 約300㎖
塩 適量
コショウ 適量
やり方はとても簡単で、保存用袋に鶏もも肉を入れた後、全体が浸かるくらいまでコーラを注ぎ込むだけ。後はそのまま1時間ほど馴染ませていきます。
結構たっぷりとコーラを入れるので「これじゃコーラの味が肉に移ってしまうのでは?」と心配ですが、果たして味への影響はないのでしょうか。
冷蔵庫の中で1時間ほど冷やした鶏もも肉の状態をチェック。保存用袋を開けると、コーラの香りが一気にあふれてきました。
ただ、肉にはそこまで香りが定着してはいないようです。
袋から取り出して、どのくらい違いが出たのかを比較してみましょう。左が何もしていない肉で、右がコーラに漬けた肉。浸けたほうはうっすらとコーラの色が付いています。
調理する際は、肉に付いた余分な水気を切ってから加熱すればOK。
塩とコショウで味を整えながらフライパンで加熱していきます。
火を通してしばらくすると、コーラの糖分が染み出したのか、カラメル色の肉汁があふれてきました。
焼いている最中、気になっていたコーラの匂いはほとんどなく、順調に調理が進んでいきます。
焼き上がった状態の肉がこちら。せっかくなので、何もせずに加熱した鶏もも肉と比べてみました。
左がなにもしていない肉、右がコーラに浸けた肉です。
味付けや焼き時間はほとんど同じにしてあるのですが、コーラに浸した右の肉のほうが、色が濃くていい感じの焼き色に仕上がっています。
肝心の柔らかさを確認してみましょう。肉に箸を指してみると、ほとんど抵抗なく刺さっていきます。そのまま箸を広げただけで、きれいに割くことができました!
実際に食べてみたところ、肉の柔らかさにびっくり!歯をあまり使わずに、舌だけで簡単に身をほぐすことができました。
心配だったコーラの味もほとんど感じません。むしろコーラなしで調理した鶏もも肉よりも、味にコクが出たように感じました。
今回は鶏肉でやってみましたが、豚肉や牛肉も同様に柔らかくなるようです。
料理酒などを使わずに下ごしらえができるコーラを使った裏技。肉がうまく焼けない時に、試してみてはいかがでしょうか!
[文/キジカク・構成/grape編集部]